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[F−5 サンゴ礁生態系の攪乱と回復促進に関する研究]

(2)サンゴ礁生態系の回復促進


 .汽鵐慣化犬硫麌促進に関する研究

国土環境株式会社((財)海中公園センター)

藤原秀一

〈研究協力者〉(財)海中公園センター

内田紘臣・島田直幸・木村 匡・小寺昌彦
・鈴木弓子・ライジンガ-茂代

 東京商船大学

大島正毅

 東京水産大学

大森 信・大久保奈弥

 国土環境株式会社

石丸 圭・中西喜栄・勝腰清紀・水谷 晃

(株)串本海中公園センター

御前 洋、カールツアイスビジョン 高川悦子


[合計予算額]

 平成12〜14年度合計予算額 23,796千円
 (うち平成14年度予算額 8,000千円)

[要旨]

 礁池サンゴ群集の現況把握を空中写真画像解析により行うことを目的とし、まずサンゴと海藻の海水の動揺に対する安定度に着目した予備的画像解析を行った。海水が動揺する条件下の水槽内に様々なサンゴと海藻の被度の組み合わせを再現し、短い間隔で連続的に撮影した画像間でRGBごとに画像濃度値の変化率を調べた結果、変化率とサンゴ被度の相関は負の回帰式を示した。すなわちサンゴ被度が低いと、変化率が大きくなる傾向を示し、サンゴでは画像間の変化は少なく、海藻では変化が大きいことが示唆された。この結果を基に空中写真画像からサンゴ被度によるサンゴ群集の類型化を行うことを目的として、画像の解析を行った。沖縄県八重山群島石西礁湖における既存空中写真のサンゴ被度が知られている画像を解析した結果、予備解析結果と同様に低被度サンゴ群集では画像間の変化が大きくなる傾向を示した。
 サンゴ移植手法確立のため、サンゴの堆積物に対する耐性を調べることを目的として、沖縄県八重山群島石西礁湖において、移植実験を行った。礁湖内でシルト堆積状況の異なる系列的な5カ所を選定し、2001年11月、礁湖に普通に見られる「Acropora nobilisA. tenuisA. cytheraeaA. formosa」の4種、各50片を作り、秤量した後、移植基盤に識別できるよう移植した。また、各地点に連続水温の測定を行うため長期水温記録計を設置するとともにシルトの堆積状況を測定するためセディメント・トラップを各地点2個設置した。移植サンゴを2002年3月に生残状況観察、また2002年12月に観察、回収秤量を行い、堆積物、水温との関係を検討した結果、堆積物がサンゴの成長の阻害要因となることが示唆され、移植種の中ではAcropora nobilisが死滅率が低く、生長量が高く、堆積物に対する耐性が高いことが明らかとなった。


[キーワード]

 サンゴ礁、リモートセンシング、画像解析、サンゴ移植、堆積物