[環境省]保健・化学物質対策トップページへ
平成16年度「化学物質と環境」概要版目次へ

3  平成15年度暴露量調査結果の概要

  (1)調査目的
  (2)調査対象物質及び調査地点
  (3)調査結果
  (4)物質(群)別の調査結果
 1) オクタブロモジフェニルエーテル      5) フェノール 
 2) o-クロロアニリン 6) ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)
 3) 1-クロロ-2,4-ジニトロベンゼン  7) ペルフルオロオクタン酸(PFOA)
 4) 2,4-ジニトロフェノール   

 (1) 調査目的
 暴露量調査は、化学物質審査規制法指定化学物質や化学物質排出把握管理促進法第1種指定化学物質等について、その環境リスク初期評価を実施するために必要な、ヒト及び生物の化学物質の暴露量把握に用いる環境残留状況の把握を行うことを目的とする。
 
 (2) 調査対象物質及び調査地点
 平成15年度の暴露量調査は、平成15年度化学物質環境汚染実態調査物質選定検討会において検討のうえ選定された優先物質・媒体の中から、次の7物質(群)、延べ10物質(群)・媒体について調査を実施した。
物質
調査
番号
調査対象物質(群) 媒体別調査地点数
水質 底質 水生
生物
1  オクタブロモジフェニルエーテル 38   9
2  -クロロアニリン 38    
3  1-クロロ-2,4-ジニトロベンゼン 38    
4  2,4-ジニトロフェノール 38    
5  フェノール 38    
6  ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)   20 9
7  ペルフルオロオクタン酸(PFOA)   20 9
 
 調査地点は図5〜図7のとおりであり、水質は5物質を38地点(図5)で、底質は2物質を20地点(図6)で、水生生物は3物質(群)を9地点(図7)で実施した。
  • 図5平成15年度 暴露量調査地点(水質)
  • 図6同(底質)
  • 図7同(水生生物)
 
 (3) 調査結果
 調査対象の7物質(群) 延べ10物質(群)・媒体のうち、オクタブロモジフェニルエーテルの水生生物、2,4-ジニトロフェノールとフェノールの水質及びペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)とペルフルオロオクタン酸(PFOA)の底質、水生生物の7物質(群)・媒体が検出された。
  • 表2-1平成15年度 暴露量調査 検出状況一覧表
  • 表2-2同 検出下限値一覧表

 
 (4) 物質(群)別の調査結果
1)  オクタブロモジフェニルエーテル 【平成15年度調査媒体:水質、水生生物】
 水質は、検出下限値 3 ng/Lにおいて38地点で調査が実施され、検出はされなかった。
 水生生物は、検出下限値 0.0007 ng/g-wetにおいて調査が実施され、9地点中8地点で検出があり、最大検出濃度は 0.064 ng/g-wetであった。
物質名 水質
38地点114検体
水生生物
9地点27検体
検出範囲
(頻度(地点))
中央値
(ng/L)
検出範囲
(頻度(地点))
中央値
(ng/g-wet)
 オクタブロモジフェニルエーテル nd
(0/38)
nd nd〜0.064
(8/9)
0.0065
 
2)  o-クロロアニリン 【平成15年度調査媒体:水質】
 水質は、検出下限値 25 ng/Lにおいて38地点で調査が実施され、検出はされなかった。
物質名 水質
38地点114検体
検出範囲
(頻度(地点))
中央値
(ng/L)
 o-クロロアニリン nd
(0/38)
nd
 
3)  1-クロロ-2,4-ジニトロベンゼン 【平成15年度調査媒体:水質】
 水質は、検出下限値 10 ng/Lにおいて38地点で調査が実施され、検出はされなかった。
物質名 水質
38地点114検体
検出範囲
(頻度(地点))
中央値
(ng/L)
 1-クロロ-2,4-ジニトロベンゼン nd
(0/38)
nd
 
4)  2,4-ジニトロフェノール 【平成15年度調査媒体:水質】
 水質は、検出下限値 19 ng/Lにおいて調査が実施され、38地点中5地点で検出があり、最大検出濃度は 540 ng/Lであった。
物質名 水質
38地点114検体
検出範囲
(頻度(地点))
中央値
(ng/L)
 2,4-ジニトロフェノール nd〜540
(5/38)
nd
 
5)  フェノール 【平成15年度調査媒体:水質】
 水質は、検出下限値 28 ng/Lにおいて調査が実施され、38地点中6地点で検出があり、最大検出濃度は 670 ng/Lであった。
物質名 水質
38地点114検体
検出範囲
(頻度(地点))
中央値
(ng/L)
 フェノール nd〜670
(6/38)
nd
 
6)  ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS) 【平成15年度調査媒体:底質・水生生物】
 底質は、今回が初めての調査である。検出下限値 0.096 ng/g-dryにおいて調査が実施され、20地点中10地点で検出があり、最大検出濃度は 1.5 ng/g-dryであった。
 水生生物は、今回が初めての調査である。検出下限値 0.033 ng/g-wetにおいて調査が実施され、9地点中9地点で検出があり、最大検出濃度は 16 ng/g-wetであった。
物質名 底質
20地点60検体
水生生物
9地点27検体
検出範囲
(頻度(地点))
中央値
(ng/g-dry)
検出範囲
(頻度(地点))
中央値
(ng/g-wet)
 PFOS nd〜1.5
(10/20)
tr
(0.076)
0.16〜16
(9/9)
1.3
 
7)  ペルフルオロオクタン酸(PFOA) 【平成15年度調査媒体:底質・水生生物】
 底質は、今回が初めての調査である。検出下限値 0.070 ng/g-dryにおいて調査が実施され、20地点中12地点で検出があり、最大検出濃度は 0.55 ng/g-dryであった。
 水生生物は、今回が初めての調査である。検出下限値 0.059 ng/g-wetにおいて9地点で調査が実施され、4地点で検出があり、最大検出濃度は 0.10 ng/g-wetであった。
物質名 底質
20地点60検体
水生生物
9地点27検体
検出範囲
(頻度(地点))
中央値
(ng/g-dry)
検出範囲
(頻度(地点))
中央値
(ng/g-wet)
 PFOA nd〜0.55
(12/20)
tr
(0.066)
nd〜0.10
(4/9)
nd
先頭へ戻る

平成16年度「化学物質と環境」概要版目次へ