調査結果の総括・本文に戻る 平成15年度(2003年度)版 「化学物質と環境」
第1章 平成14年度初期環境調査結果

表1-2-1 平成14年度 初期環境調査 検出下限値一覧

No. 物質名 水質(μg/L) 底質(ng/g-dry) 水生生物(ng/g-wet) 大気(ng/m3)
目標検出
下限値
調査実施自治体 目標検出
下限値
調査実施自治体 目標検出
下限値
調査実施自治体 目標検出
下限値
調査実施自治体
検出下限値
範囲
件数 検出下限値
範囲
件数 検出下限値
範囲
件数 検出下限値
範囲
件数
1 イソプレン 0.1 (注3) 0.1 10 10 (注3) 10 10    
2 エピクロロヒドリン       0.14 0.14~0.88 6
3 1-オクタノール 0.002 0.002~0.012 15 0.24 0.24~0.75 15 0.77 0.77~1.2 7  
4 クロロジフルオロメタン       6 6~21 15
5 -クロロニトロベンゼン     7.8 7.8 8  
6 ジニトロトルエン                        
 2,4-ジニトロトルエン       0.95 0.95~3.5 8
 2,6-ジニトロトルエン       0.89 0.89~3.5 8
7 臭化メチル 0.1 (注3) 0.1 12      
8 テレフタル酸 0.048 0.048 18 8.6 8.6~8.8 18    
9 2,4,6-トリ-tert-ブチルフェノール 0.020 0.020~0.10 15 6.5 6.5 15 21 (注3) 21 6  
10 ニトロベンゼン 0.037 0.037 13 1.4 1.4 13   0.7 0.7~4.2 6
11 ポリ塩化ターフェニル 表1-2-2 に別掲
12 メタクリル酸       0.77 0.77~1.3 10
13 メチル-tert-ブチルエーテル 0.006 0.006~0.01 13 0.70 0.70~1.3 13    
(注1) ア)  検出下限値   調査担当機関において実施された測定における検出可能な下限値。
  イ)  目標検出下限値  目標とする検出下限値。
 化学物質環境汚染実態調査における化学物質分析法開発調査報告書に記載されている値。ただし、平成14年度調査物質中イソプレン(水質・底質)、臭化メチル(水質)については要調査項目等調査マニュアル(平成11年、平成12年環境省環境管理局水環境部水環境管理課)に記載されている値。
 調査担当機関において目標検出下限値を満足する測定が行われた場合は、目標検出下限値をもって当該機関の検出下限値とする。
(注2)   "-" は調査対象外。
(注3) ア) 要調査項目等調査マニュアルにおいて、イソプレンと臭化メチルの水質の検出下限値にはパージトラップ法の値(0.01μg/L)とヘッドスペース法の値(0.1μg/L)があるが、目標検出下限値にはヘッドスペース法の値を採用した。
  イ) 要調査項目等調査マニュアルにおいて、イソプレンの底質の検出下限値にはバージトラップ法の値(1ng/g-dry)とヘッドスペース法の値(10ng/g-dry)があるが、目標検出下限値にはヘッドスペース法の値を採用した。
  ウ) 分析法開発報告書において、2,4,6-トリ-tert-ブチルフェノールの生物の検出下限値はアセトニトリルASE抽出による値(20ng/g-wet)とアセトニトリル溶媒抽出による値(21ng/g-wet)があるが、目標検出下限値にはアセトニトリル溶媒抽出による値を採用した。

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