議事録

第20回化学物質と環境円卓会議 アンケート整理結果

  傍聴者総数    75人   
  回答数    37人(50%)

Q1.化学物質と環境円卓会議への出席は何回目でしょうか。

  17回以上 2人
  10~13回 4人
  8回 1人
  6回 1人
  5~6回 1人
  5回以上 1人
  5回 2人
  3回 1人
  2回 2人
  1回 22人

Q2.本日の化学物質と環境円卓会議の開催を知ったきっかけは何でしょうか。
(複数回答あり)

  環境省ホームページ 11件  
  環境省メールマガジン 13件  
  所属団体内の連絡 10件  
  その他 6件 (うち事務局からの連絡 1件)

Q3.本日の化学物質と環境円卓会議における個別の講演やその後の意見交換を聞いた御感想をお聞かせください。

(円卓会議全般的評価)

  • 幅広い議論でよかったと思う。
  • 有益だった。同様意見、ほか8件
  • 立場による様々な見解を聞けて有意義であった。同様意見、ほか1件
  • LCAをとりあげたのは、化学物質との接点を求める点で大変よいと思う。
  • 今までの円卓会議の中で、本日での議論が一番よかった。本日のテーマ内容を再度時間を十分かけて意見交換することが重要と思う。
  • LCAに議論が集中してしまった。化学物質との関係について、意見交換をもっとききたかった
  • 有用な説明であり、他へも紹介したい。ホームページ上にpdfで掲載して欲しい。
  • 講師の話は、分りやすく、LCAの理解に役立った。同様意見、ほか8件
  • 発表の時間が少なかったのは残念
  • 消費者側のメンバーが少なかったことが残念

(円卓会議の改善点)

  • 議論の結果がどこに反映されるのか。それがないのはもったいない。

(LCAについて)

  • 社内でLCA導入検討が進められているが、初めに何に使用するのかを明確にする必要性を強く感じた。
  • LCAの結果の使い方の難しさを感じた。同様意見、ほか2件
  • 目的を明確にしてほしい。健康影響については、毒性評価がほとんどない状況で、LCAがいかにも良いようにみせるのはまずいのではないか?
  • 中・長期の視野、計画が非常に大切であることと同時に非常に困難であることがわかった。
  • LCAは環境リスクの評価手法として有効であると思う。今後、データベースの整理・拡充を是非進めるべきである。又、統合化はトレードオフの関係にある環境問題を整理する上ですぐれた手法であり、重み付けの過程の改善、不確実性分析等の改善をのぞみたい。
  • 国の施策としてLCAが入ったのがよい。しかし、どのように展開するかが、まだ不明確なため、明らかにするとよい。
  • LCAの必要性、LCAでの解釈の重要性が理解できた。結果の解釈は難しいので、啓発が必要と感じた。同様意見、ほか2件
  • 日本はまだネガティブ情報を評価できる状態ではない、という言葉に同感。
  • 市民がLCAにどのようにかかわっていくかが、良くわからなかった。

(その他)

  • これまで理解していた内容と大筋が同じで、自分の理解の有効性を確認できた。

Q4.今後の化学物質と環境円卓会議に期待することがあれば御記入ください。

(今後とりあげるべき議題)

  • 現場レベルでのリスコミは何故進まないのか?
  • 法規制、特に海外、REACH規制などへの対応。同様意見、ほか1件
  • 化審法や化管法にも話が広がってもよいと考えました
  • EuPの日本版についての議論
  • 本日のお話をもう少しほりさげて欲しい
  • リスクマネジメント
  • 海外についての情報を
  • 間違い科学と化学物質問題

(開催頻度について)

  • 年に3回ぐらい開催希望
  • 年に1回~2回だとしたら、もう少し回数を増やしてほしい。
  • 年6回以上、2ヶ月に1回程度。

(会議の開催の日時について)

  • 遠方からの出席のため、午後の会議にしてほしい。
  • 開催時期が3月でよかった。
  • 月の中旬頃だと参加者が出席しやすい。

(開催場所について)

  • 関東以外の他地域でも開催すべき。
  • 参加者(傍聴者)が十分入る会場での開催を。
  • 開催場所も大変すばらしい。

(メンバー構成について)

  • 市民代表は、市民代表でなく個人となっている。そうであるなら、固定せずに、複数回毎に交代した人の考え、意見を聞きたい。
  • 出席者(委員)が多すぎるのではないか(あるいは、各自の立場からの意見発言を必ず行わせる)

(会議の進行について)

  • 現在の進め方でよい。同様意見、ほか1件
  • 円卓参加者外からの意見、質問時間が欲しい。同様意見、ほか1件
  • 問題の大きさの割に発表・討論時間が少ない
  • 後半のディスカッションは、フリーでもいいのですが、何か具体的なテーマを決めた方がいいかもしれないと思いました。
  • 識者の方々の御意見も重要ですが、あらかじめ又は事後に一般からWeb等を通じて意見を求め、それを会議に反映してはどうか

(その他)

  • 今後の方向性は? そろそろ会議として何らかの結論があるといい。
  • 独善的な主張やメディア等のステレオタイプの主張ではなく、科学的な意見公表の場として極めて有効と思う。
  • リスクコミュニメーションの場として評価できます
  • NGOの意見が反映できる点でもっと続けてほしい。化学工業界の態度がかなり変わったと思う。遅れているのは行政では?
  • 時の話題を取りあげていただき、有用である。
  • 議論の内容(LCA)に興味があったので、とてもすばらしい円卓会議であった。
  • また、参加傍聴してみたい。この話題を国民に伝えたい
  • 全体的には良い

Q5.化学物質のリスクコミュニケーションについて、行政に望むことがあれば御記入ください。

(リスクコミュニケーションに関する行政の全般的な姿勢について)

  • 市民への広報活動を活発にしてほしい。同様意見、ほか2件
  • 市民が気軽に参加できるリスクコミュニケーションの場の設定のサポート。
  • 市民参加の具体的な方策。
  • 市民に対するリスクの理解の増進策。同様意見、ほか1件
  • 市民の意識を変えていくこと。
  • 必要な部分は企業まかせにせず、法で対応してほしい。
  • 大枠での法規制とあわせ、企業・業界での実施や対応についてのチェック、および、その結果の公表について、もう一歩進められる体制を進められたい。行政の厳しい対応も必要。
  • パブリックコメントの充実化
  • 消費者は代表のレベルでないことを前提にリスクコミュニケーションを考えて欲しい。
  • 行政だけが決めるのは無理、市民を多く入れてきめてほしい。産業界の中には毒性を無視する場合がある。

(リスクコミュニケーションのあり方について)

  • 日本の化学企業のリスクコミュニケーションは、町内会対象。一方、米国化学工業協会のCAPは市民社会中心で、これにより、化学物質のイメージ改善を求めている。頻度も1ヶ月に1回もある。行政はこの点にも注目して欲しい。
  • 行政間の統合されたコミュニケーション

(情報提供のあり方、提供するべき情報について)

  • 行政の役割はすべての情報開示を企業に求め、企業秘密を排除させることだ。
  • 企業からの説明には必ずプラス面、マイナス面を出させる(前提条件も明確に)
  • 今日の会議のように、わかり易い「言葉」で行ってほしい

(人材育成について)

  • 化学物質アドバイザー制度の充実

(その他)

  • 環境負荷情報のデータベース構築
  • 環境ラベル(エコリーフ)の普及
  • 第3次環境基本計画における化学物質対策について、その課題等、また、LCAの理解と、リスクコミュニケーションについて、お聞きしたい。
  • 原料~生産 ~流通~使用~廃棄のフローで語り合える成熟した社会をガイドラインで示してほしい。
  • リスクそのものの概念が共通の認識になっていない発言が散見される。
  • (1) 「資源・エネルギー利活用と環境負荷増大」の論点で、世界とローカル性を(時代ギャップを)含めた提言はないのか。
    (2) 「廃棄物管理」で「公」と「私」の分担や役割も考えてトレーニングする必要がある。