1.日時 平成26年3月24日(金)15:00~16:40
2.場所 一般財団法人日本気象協会 第一・第二会議室
3.出席者(五十音順 敬称略)
- (委員)
- 秋元 肇 板野 泰之 井上 和也 浦野 紘平
大原 利眞 坂本 和彦 紫竹 益吉 下原 孝章
竹内 庸夫 八田 拓士 星 純也 向井 人史
若松 伸司
(欠席者)
指宿 堯嗣 岩崎 好陽 金谷 有剛 橋本 光正 - (事務局)
- 環境省水・大気環境局大気環境課 後藤課長補佐
一般財団法人 日本気象協会
4.議題
(1)光化学オキシダント調査検討会報告書について
(2)その他
5.配付資料
- 資料1
- 光化学オキシダント調査検討会 報告書(案)
~光化学オキシダントの解析と対策へ向けた指標の提言~ - 参考資料1
- 平成25年度光化学オキシダント調査検討会開催要綱
- 参考資料2
- 平成25年度光化学オキシダント調査検討会(第4回)議事要旨
- 参考資料3
- 平成25年度光化学オキシダント調査検討会(第4回)議事録
6.議事内容
議題(1)光化学オキシダント調査検討会報告書について
- 事務局より「光化学オキシダント調査検討会 報告書(案)」の説明を行い、議論が行われた。主な意見は以下のとおり。
- オキシダント対策の評価フローの図の、「施策目標の設定」の項目として、「目標値の設定」を入れるべきではないか。
- 章・節・項のタイトルについて、実施した解析内容が分かるよう工夫する方がよい。
- 大気環境中のVOCの成分組成の経年変化や気象の経年変動がオキシダント生成に影響を及ぼしている可能性について言及すべき。
- VOC規制の開始年度は平成19年度ではなく平成18年度ではないか。
- NMHCの濃度は、過去20年に渡って低下していることを記述し、平成18もしくは19年度からの低下は強調しない書き方とする。
- 解析対象とした20年においても、時期によって3つの要因の強度が異なると考えられる旨を留意点に記述することが望ましい。
- 越境汚染の寄与は春季に最大となることを参照する文献としては、他の文献を参考にすること。
- 測定値を用いた解析で定性的な傾向を把握し、シミュレーションを用いて対策のための具体的な解析を行うという調査の流れを考えると、この2年間の測定値の解析は非常に重要な意味を持っていると考えている。
- オキシダント濃度が上昇から低下に転じるようなNOxの削減量を把握し、それが対策の目標として設定できうる削減量なのかどうかを見極めることが、シミュレーションによる解析で押さえておくべき眼目である。
- VOCとNOx濃度がともに低下したとしても、その割合によってはオキシダント濃度が上昇する可能性があるため、このことを考慮して、シミュレーションによる解析を実施することが重要である。
- 解析対象時期による3つの要因の寄与の相違については、シミュレーションを用いた解析において検討すべき事項である。
- 長期的な対策の効果と短期的な対策の効果について、シミュレーションを用いた解析において検討すべき事項である。
議題(2)その他
- 事務局より今後のスケジュール等について説明が行われた。
- 調査フレームについては、オーソライズされたものではない。来年度の検討会でシミュレーションを用いた解析での具体的な実施内容について作り上げていくことになる。
以上