平成１７年度公害防止管理者等国家試験について

1. 去る９月２５日に実施した平成１７年度公害防止管理者等国家試験に関し、試験事務の実施指定試験機関である社団法人産業環境管理協会（以下「協会」という。）から、大気関係における公害概論（１問）及び測定技術（２問）に関する出題並びにダイオキシン類関係の測定技術（１問）に関する出題に関し、正解と予定したものが適切でない疑義が生じ、協会に設置した公害防止管理者等国家試験試験員委員会において審議した結果、当該問題のうち２問について全員正解とし、他の２問について選択肢２つを正解とする措置をとることとなった旨の報告があった。
   　
2. 本件のような事態は、試験問題の信頼を損なうものとして、誠に遺憾なことである。このため、経済産業省及び環境省から協会に対して、再発防止のため試験問題作成・審査体制の強化等の措置を講じ、試験事務の適正な実施に万全を期するよう指示を行った。
   　

（参考）公害防止管理者等国家試験試験員委員会について
　公害防止管理者法第８条の１０の規定に基づき、公害防止管理者として必要な知識及び技能を有するかどうかの判定をする者として、指定試験機関が試験員を選任することとなっている。本委員会は試験員より構成され、試験問題に関する事項及び合格水準に関する事項等について審議決定する機関。