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今月のキーワード 海ごみゼロウィーク

海ごみゼロウィーク

ポイント!

海ごみゼロウィークは、未来の海を守るため「海ごみゼロ」を合言葉に、全国一斉清掃活動を推進しています。2024年は5月30日(木)~6月9日(日)と9月20日(金)~9月29日(日)に全国一斉清掃キャンペーンを実施します。ポータルサイトを活用して、ぜひ清掃活動にも参加してみてください!

日本財団と環境省は共同で「海ごみゼロ」を合言葉に、青いアイテムを身に着けての海洋ごみの一斉清掃活動を推進しています。海岸沿いの地域はもちろん、海から離れた地域も合わせた全国各地で取り組みが行われます。

この取り組みは2019年から始まっており、6年目となる2024年は春期の5月30日(木)~6月9日(日)、秋期の9月20日(金)~9月29日(日)の2つの期間を強化期間として設定しています。期間中は、全国の自治体や企業、教育機関などの組織から、地域ぐるみの集まり、有志が集った少人数グループなどさまざまな規模でイベントに参加していただけます。なかには、ごみ拾いにルールを設けてゲーム感覚で楽しめるようにしたり、コスプレをしながらごみ拾いするなど、工夫を凝らした取り組みを考案している団体も。参加を考えている方は、ぜひポータルサイトから活動内容を確認してみてください。

海洋ごみの一斉清掃活動

なぜこの活動が必要なのでしょうか? 世界では年間約800万トンの海洋プラスチックごみが発生しているとの推計や、2050年には魚の量よりも海洋プラスチックごみの量が多くなるとの推計がされています。また、海洋プラスチックごみの約8割が陸域で発生し、河川などを伝って海へ流れていると言われています。海の環境を守っていくためには、海まで遠い近いにかかわらず、多くの人が自分ごととして、ごみを一つでも減らしていくことが重要です。
出典:環境省「令和元年版 環境・循環型社会・生物多様性白書」より
https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/r01/html/hj19010301.html

海洋プラスチックごみの約8割が陸域で発生し、河川などを伝って海へ流れている

海ごみゼロウィークに参加する場合、人数によって取り組みへの参加方法が異なります。延べ30名以上で参加する場合は推進パートナー申請フォームから活動申請が可能です。実施場所や日時をポータルサイトへ掲載、活動報告の掲載の他、オリジナルのごみ袋を配布しています。

オリジナルのごみ袋

推進パートナー申請フォーム
https://uminohi.jp/umigomi/zeroweek/entry/

延べ30名未満で取り組む場合、さまざまな団体が開催するイベントへの参加や、ハッシュタグ「#umigomi」をつけてのSNS投稿で参加いただくことができます。ポータルサイトでは周辺で実施される活動を調べることができるので、活用のうえご参加ください。

イベント検索
https://uminohi.jp/umigomi/zeroweek/event/

活動を行った方には、ごみの量の調査やキャンペーンの活性化のために、ポータルサイトへの活動報告やハッシュタグ「#umigomi」をつけたSNSへの投稿をお願いしています。前年度(2023年)は、全国約1,120カ所、46.5万人が参加しました。今年も、より多くの方に海ごみゼロウィークのことを知っていただき、海ごみへの関心を集めていきましょう。

未来の海を守るために、一人ひとりの行動が大切です。ごみ拾い活動以外にも、ポイ捨てをしない、使い捨ての製品をなるべく使わないなど、普段の生活の中でできることを実行に移してみてください。

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