石川県の代表的な湧水

回答市区町村名 湧水の名称 所在地 概要等 アクセス制限
◎:可
○:可(制限有り)
×:不可
-:不明
湧水保全活動 湧水の写真・位置図など
○:あり
空欄:なし
名称 ふりがな
金沢市塚崎のショウズつかさきのしょうず金沢市
塚崎町ト
松陵台墓園
崖からの湧き水
山上の杉の木が涵養源となっている。
  
金沢市神谷内のイドの水群かみやちのいどのすいぐん金沢市
神谷内町地内 
掘抜き井戸からの湧き水
  
金沢市卯辰山・花菖蒲園うたつやま・はなしょうぶえん金沢市
末広町
花菖蒲園
谷頭部からの湧き水
  
金沢市鳴和の滝なるわのたき金沢市
鳴和町ク117甲
鹿島神社境内
湿地帯からの湧き水
源義経にまつわる伝承のある滝
  
金沢市粟崎・上の清水あわがさき・かみのしょうず金沢市
粟崎町ヘ73-1 
掘り井戸からの湧き水
殿様の飲用に供されたとの伝承あり
  
金沢市大清水おおしょうず金沢市
笠舞1丁目21-1
岡本養魚場東側
善光寺西側
崖からの湧き水
  
七尾市御手洗池みたらしいけ七尾市三引町地内 昭和の名水百選。場所は赤倉神社の境内内になるが、「赤倉山憩いの森」という公園として整備され、自由に立ち入りできる。
聖武天皇の皇太子の眼病治療に使われたという言い伝えがある。
・土地所有者は赤倉神社であるが、境内地を除いた周囲の山は全て保安林に指定 ・地域住民が定期的に保全活動を行っている。  
七尾市弘法の霊泉 こうぼうのれいせん 七尾市大津町地内 道路脇の湧き水で、地域住民の生活水としても利用されており、自由に立ち入りできる。
約1,200年前に、日照りが続き、地域住民が苦しんでいたところに、旅の途中に訪れた弘法大師が掘っていかれたという言い伝えがある。
年1回水質検査を実施 
七尾市藤瀬の水ふじのせのみず七尾市中島町藤瀬地内 平成の名水百選。山林のふもとからの湧き水で、取水口があり自由に立ち入りできる。
また、一部は「藤瀬霊水公園」として整備されており、公園内に湧き水が走っている(公園については、年中無休だが入場時間に制限があり、入場は無料だが駐車料金が必要。
農産物等の販売所もある。)。
病に効く水という言い伝えがあることから、多くの人が湧水を求めて訪れる。
定期的な湧水口の消毒(安全管理)及び水質検査の実施 
小松市桜生水さくらしょうず小松市
河田町地内
「長寿仙人の伝説」がある生水。かつては桜の大木が枝を広げ泉をおおっていたので、この名がついた。
平成20年に「平成の名水百選」の認定を受けた。
毎年6月、地元の桜生水保存会主催で湧水を使った「野天茶会(のだてちゃかい)」が開催され、市内外より多くの方が訪れる。写真
小松市生水山の生水しょうずやまのしょうず小松市
五国寺町地内
2体の地蔵が安置されている。
 写真
小松市 弘法水 こうぼうすい 小松市
下大杉町地内
動山(ゆるぎやま)の登山口にあるこの霊水は、登山者の喉を潤してくれる。
  写真
小松市 生水 しょうず 小松市
林町地内
弘法大師により恵みを受けたと伝えられ、生水のほとりに不動尊が祀られ、眼病に効くと伝られている。
  写真
小松市弘法大師之霊水こうぼうたいしのれいすい小松市
三谷町地内
弘法大師が旅の途中に訪れ、杖で突いた所から湧き出たと伝えられている。
 写真
小松市御生水おしょうず小松市
津波倉町地内
弘法大師が粟津地方に布教の際に喉を潤したと言い伝えがある。
 写真
輪島市稲屋の水とうやのみず輪島市
稲屋町
市街地近くに湧く水で、利用者が多い
  
輪島市堂の水どうのみず輪島市
久手川町
市街地近くに湧く水で、利用者が多い
  
輪島市宮の水みやのみず輪島市
町野町曽々木
岩倉山より湧き出る水で、利用者が多い
  
輪島市神様池かみさまいけ輪島市
深見町
高州山より湧き出る水で、利用者が多い
  
輪島市古和秀水こわしゅうど輪島市
門前町鬼屋
高尾山から湧き出る名水
水質検査:年1回 
輪島市樋の水といのみず輪島市
門前町清水
市街地近くに湧く水で、利用者が多い
水質検査:年1回 
加賀市女生水おんなしょうず加賀市
山代温泉
平成山代8景のひとつ
  
加賀市男生水おとこしょうず加賀市
山代温泉
平成山代8景のひとつ
  
加賀市伏見清水ふしみしょうず加賀市
山中温泉我谷町
まろやかで美味しい水
  
加賀市桂清水かつらしょうず加賀市
山中温泉桂木町
山中温泉の玄関口と言える場所に立つカツラの木の根元の岩から湧き出ている。
  
加賀市甘露水かんろすい加賀市
山中温泉薬師寺町医王寺
医王寺の境内にある
  
加賀市霊水れいすい加賀市
山中温泉菅谷町
 
  
加賀市白水の井戸はくすいのいど加賀市
八日市町
蓮如上人により生み出されたといわれる「白水の井戸」を平成9年秋に付近の酒造メーカーによって整備され、新たに庭園調に整備されている。
  
加賀市殿様生水とのさましょうず加賀市
加茂町
殿様が大聖寺から山代に入湯の折りにお茶の水として愛用したため、殿様生水と名づけられた。飲料には適さない。
  
加賀市岩不動いわふどう加賀市
山中温泉こおろぎ町
小さな祠の中にある岩から流れ出ている。
  
加賀市熊坂の名水くまさかのめいすい加賀市
熊坂町
 
  
加賀市曽宇町の湧水そうまちのわきみず加賀市
曽宇町
 
  
加賀市直下町 延命地蔵そそりまちえんめいじぞう加賀市
直下町
 
  
かほく市 薬師の泉 やくしのいずみ かほく市  
 
かほく市銘水わかみどり めいすいわかみどり かほく市
若緑
 
水質検査の実施  
白山市弘法池の水こうぼういけのみず白山市
釜清水地内
「名水百選」の一つ。
全国でも数例しかない「おう穴湧水」。
弘法大師が岩に錫杖を突き刺した場所から湧水した言い伝えがある。
地元釜清水町会住民が定期的な清掃活動を実施している。 
白山市白山美川伏流水群はくさんみかわふくりゅうすいぐん白山市
美川地域
霊峰白山を源流とする伏流水群。地域に密着し、特産品などにも使用されている。
湧水の小川では県の絶滅危惧種Ⅰ類のトミヨが生息
美川自然人クラブや地元小学校などが、湧水と河川湧水に生息するトミヨの保全、保護を行っている。 
白山市おぼく水おぼくすい白山市
河内町内尾地内
「おぼく」は仏様に供えるという言い伝えがある。昔から「おいしい清水」として地元の人に使用されている。
  
白山市杉森の地蔵水すぎもりのじぞうすい白山市
杉森町地内
杉森のバス停近くにある「地蔵水」冷たくおいしい水が豊富に流れ出している。
地元杉森町会住民が定期的な清掃活動を実施している。 
能美市シロコダの水しろこだのみず能美市西任田町藩政時代から湧き出ている水で、国道8号線から約500mの田んぼの中、白山の山々を眺められるところにある。昭和12年から上水道に切り替わる昭和55年まで簡易水道として全家庭に給水されていた貴重な水源だった。
JR北陸本線「能美根上駅」から車で7分、北陸自動車能美根上スマートICから車で5分。
詳細不明写真
能美市 浜清水 はましみず 能美市
高坂町
新記さん宅の横の案内板に「浜清水 末期の水」の由来がある。山を背にした「根上り」の地域では、生水(しょうず)のよく出るところが3か所あり、その一つの新記家では溝を掘って池に溜めていた。
水量も豊富だった昔(大正の頃)は、この水で水車を回し米かち用として利用した。また新記家の水は、「末期の水」として近在に知られ、一升瓶を持ってもらいに来る人も多くいた。
JR北陸本線「能美根上駅」から車で5分。
詳細不明  
能美市遣水観音堂水やりみずかんのうどうすい能美市
仏大寺町
標高402mの観音山は、奈良・平安時代から修験者たちによって信仰の山、霊地として知られている。その麓、仏大寺町地区にある登山口の脇にこんこんと湧き出る水は、「仏大寺の霊水」と呼ばれ、毎日多くの人で賑わってる。
平成20年には環境省の「平成の名水百選」に認定されるなど、地域住民による懸命な維持管理、環境整備が行われている。
JR北陸本線「能美根上駅」から車で30分、北陸自動車能美根上スマートICから車で30分。
水質検査の実施(年1回)写真
津幡町しょうずしょうず河北郡
津幡町
字清水
 
区で行った水質検査について、その費用の一部を町が補助している 
津幡町滝の谷霊水たきのたにれいすい河北郡
津幡町
字上大田
 
区で行った水質検査について、その費用の一部を町が補助している 
内灘町みとみと内灘町
向粟崎地内
向粟崎地区で昭和の初期には夏にはスイカなどを冷やし、冬には洗濯、野菜の泥落しなど、住民に活用されてきた
改修工事、水質検査を行った。 
志賀町一貫清水不尽の水いっかんしょうずふじんのみず志賀町
安津見地内
崖からの湧水
  
志賀町水上の水みずかみのみず志賀町
酒見地内
崖からの湧水
  
志賀町御手洗池みたらしいけ志賀町
八幡地内
湿地帯からの湧水
  
宝達志水町押の泉おしのいずみ宝達志水町
紺屋町ホ66番地2
弘法大師が水を求めて地面を杖で押すと、水が湧いたいう伝説の湧き水。
  
中能登町十却坊霊水じゅっこうぼうれいすい中能登町
瀬戸(伊助谷)
 
  
中能登町石動山鰯が池の水せきどうさん
いわしがいけのみず
中能登町
石動山地内
 
  
中能登町不動滝智恵の水ふどうたき
ちえのみず
中能登町
井田地内
 
  
能登町いぼ地蔵の水いぼじぞうのみず能登町
北河内
堂内の石造地蔵座像は通称「いぼ地蔵」と称され、祠堂から出る湧き水“いぼ”を洗えば痛みも無く除去できる言い伝えが在る。
祠堂は信者がお礼に寄進したもの。
いぼ地蔵は、能登町北河内の河内橋近く。山に囲まれた脇道にひっそりと佇んでいる。
地域住民が保全活動を定期的に行っている。 
能登町御仏供様水おぶくさまみず能登町
北河内
鉢伏山は能登町の最高峰で能登一の長流・町野川の水源。
山頂付近には低山帯には珍しいブナの原生林が残り、「21世紀に残したい日本の自然百選」に選定されている。
近年では鉢伏山でのエコツアーが注目を浴びている。
御仏供様水は、鉢伏山に登る途中の林道に湧く生水。
詳細不明 
能登町弘法の井こうぼうのい能登町
行延
行延地区の山の斜面下に建てられたお堂。その中で、こんこんと清らかな水がわき出ている。
清水は「おいしい」と評判で、遠方からも訪れている。
平安時代、弘法大師がこの地を訪れた際に喉が渇いたので民家に立ち寄った。家人が遠くまで水をくみに行くのを不憫に思い、大師が錫杖(しゃくじょう)で地面を突くと水がわき出したと伝わる。
地域住民が保全活動を定期的に行っている。 
能登町古和秀水こわしゅうど能登町
当目
当目山の岩間から湧き出し水量豊富。
鉢伏山やそれに連なる当目山はかつて霊山として信仰され、修験者が修行した滝の行き場がいくつかあり、古和秀水はその一つ。
地域住民が保全活動を定期的に行っている