瀬戸内海地域は、気候学的には瀬戸内気候区という名で呼ばれており、平均気温約15度、年間平均降水量約1,000~1,600mmであり、比較的温暖少雨の地域である。瀬戸内海を囲む山間地帯は、年間平均降水量約2,000~3,000mmの多雨地帯である。
瀬戸内海に流入する658水系の河川からの流入水量は、年間約500億m3にも達している。
風向きは1年を通じて見ると、沿岸部では海岸に直角な方向のものが多く、 陸上の風はその地形に大きく左右されている。また瀬戸内海の気象の特徴として、規則正 しい海陸風の存在がある。
瀬戸内海の年間降水量(1971~2000)の分布(mm)
注)(社)瀬戸内海環境保全協会で作成
出典:「日本気候表(1971~2000年)」(気象庁、平成13年3月)