- 平成12年度における実施状況をみると、市町村の分別収集計画が、平成12年度から新たなものとなったことから、分別収集に取り組む市町村数は大幅に増加しており、これに伴い分別収集量及び再商品化量は前年度に比べて着実に増加している。
- 特に、ペットボトルの分別収集量は前年度比で約1.7倍と大幅に伸びている。厳密には生産量から分別収集量を差し引いた数量が即廃棄量を表すものではないが、両者の差をもって廃棄量の動向を推し測るならば、ペットボトルの生産量の伸びが鈍化傾向にある中、市町村における分別収集体制の整備が着実に進んだことにより、容器包装リサイクル法の施行後、初めて両者の差が前年度比で減少に転じた。
- 紙製容器包装、プラスチック製容器包装及び段ボールは、平成12年4月から新たに対象品目として追加されたものである。紙製容器包装及びプラスチック製容器包装については、制度施行初年度であることもあり、市町村における分別収集の実績量は、分別収集計画量の約4割にとどまった。
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