<照会先> |
1.概要
市町村の設置するごみ焼却施設に関するダイオキシン類濃度の報告の状況等について、平成9年9月末までの報告分を平成9年10月17日に公表したが、80ng-TEQ/Nm3を超えた施設の再測定結果を以下のとおり取りまとめた。あわせて前回まで未報告であった98施設の調査結果も示した。
平成9年9月末までに報告のあった施設 |
再度測定し新たに80ngを超えた施設 |
平成9年10月~平成1年6月末の追加報告分 |
計 ((1)+(1)'+(2)) |
未報告分 |
(参考) 全国の施設数 (平成10年6月末) | |
報告数 | 1549 | - | 92 | 1641 | 8 | 1635 |
80ng-TEQ/Nm3を超えた施設 | 107 | 2 | 5 | 114 | ||
80ng-TEQ/Nm3を超えた施設のうち現在稼働中の施設 | 91 | 2 | 2 | 95 | ||
再測定で80ng-TEQ/Nm3以下になった施設 | 86 (65) |
2 | 1 | 89 |
なお、未測定の8施設のうち、5施設については平成10年度に廃止予定、3施設については今後8~10月に測定予定との報告を受けている。なお、8施設のうち3施設については同一敷地内の同一タイプの他の炉については80ng-TEQ/Nm3以下となっている。
2.80ng-TEQ/Nm3を超えた施設の対策状況
80ng-TEQ/Nm3を超えた114施設については、現在までに休止5施設、廃止14施設、廃止予定8施設の他、すべての施設で燃焼管理の適正化等何らかの対策を行っている。現在稼働中の95施設のうち、再測定により80ng-TEQ/Nm3以下になったことが確認された施設が89施設あり、残りの6施設については再測定はまだ行われていない。
このうち9月末までに報告された施設について、未測定分を除いてダイオキシン類排出量の削減量を試算した結果、図のとおり1,338g-TEQ/年から94g-TEQ/年と減少した(削減量1,244g-TEQ/年)。
なお、休廃止の状況については、以下のとおり。
休止 | 廃止 | |||||
既に実施 | 今後予定 | 計 | 既に実施 | 今後予定 | 計 | |
施設数 | 5 | 0 | 5 | 14 | 8 | 22 |
3.今後の対応
(1)ダイオキシン類の排出削減のため、平成9年12月に施行された廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則に基づく基準の徹底を図る。
(2)平成10年における測定データについても、とりまとめを行う予定。