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報道発表資料本文


(別添)

「ポツダム・イニシアティブ−生物多様性2010」の概要

1) 生物多様性の地球規模の損失における、経済的重要性

 生物多様性の地球規模の経済的価値、生物多様性の損失に伴うコスト、および、保護対策に失敗した際のコストと効果的な保全に要するコストの対比についての、分析のプロセスに着手する。

2) 科学

 科学と政策の間のインターフェース(接点)向上に取り組む。この意味において、科学的助言を提供するための国際的機構についてIMOSEB[生物多様性に関する国際科学機構]を支援する。

3) コミュニケーション、教育および社会の認識

 地球上の既知の生物種すべてについて入手可能な情報を収集・作成することを目的とし、また科学的協力の拡大と同時に一般社会の認識の向上のための情報・意識向上のツールとして利用し得る「地球規模の生物種情報システム」の構築を検討する。

4) 生産と消費のパターン

 政府行政機関、産業界、市民社会および消費者を巻き込む政策の統合を強化し、規制対策、市場刺激策と市場参入、認証等のメカニズムを効果的に組み合わせる。
 関連して、違法伐採に取り組むため、持続可能な木材貿易の便宜を図るための調達活動および基準における自主的な協調など、木材、バイオマスに特に焦点を当て、また、2005年の「森林違法伐採」に関するG8閣僚声明を基にして、イニシアティブを実施する。

5) 野生動物の違法取引について

 野生動物の違法取引に起因する生物多様性に対する深刻な脅威を認識し、ワシントン条約(CITES)の枠組みの中で、野生生物違法取引対策連合のような、政府行政機関、国際機関、NGO間の効果的なパートナーシップを通じて、協力を強化する。

6)侵略的外来生物種

 侵略的外来生物種による、生物多様性と生産システムに対する増大する脅威を考慮し、我々は、侵略的外来生物種の特定、阻止および統制管理における取組を拡大し、例えば早期警戒システムの開発や外来種リストの作成および情報共有などを通して、国際的協力を強化する。 この関連において、我々は「地球規模侵略的外来種プログラム」(GISP)の活動を歓迎し、支援する。

7) 海洋保護区の地球規模ネットワーク

 公海における保護する価値のある生息地の特定と、それら生息地の保護の確保のため、関連した調査研究を拡大し、協力を強化する。

8) 生物多様性と気候変化

 気候政策と生物多様性政策の連携の向上を目指す。 我々は、気候変化の緩和と適応において、また、森林伐採による炭素放出の削減において、生物多様性の側面が同等に考慮されることを確保する。

9) 資金調達

 生物多様性の保護と持続可能な利用に資金供給し、同時に貧困に取り組むため、現存の資金調達手段からの資金調達を拡充し、別途革新的機構の必要性と選択肢を検討することとする。 この関連において、生態系サービスに対する支払い制度の概念およびその実行可能性につき、検討することとする。

10) 2010年とそれ以降

 2010年目標の達成に向けて、人間が引き起こす生物多様性の絶滅を可能な限り早期に停止させることの必要性を認める。
 カウントダウン2010年イニシアティブおよび絶滅ゼロ同盟(AZE)の活動を歓迎する。 我々は、2010年目標の達成のため、また、それ以降のため、国家目標および戦略を策定し、実施する。



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