報道発表資料本文


説明資料3

      平成9年度地球環境保全調査研究等総合推進計画(案)(概要)

1 基本的事項
重点分野を明らかにしつつ地球環境保全に関する調査研究、観測・監視及び技術開発
を総合的に推進。

2 地球環境保全に関する調査研究、観測・監視及び技術開発の推進
(1)基本的考え方
○ 調査研究については、地球環境問題を地球規模に及ぶ様々な現象からなる一連の
問題群として捉えつつ、以下の区分に応じて総合的に推進。
a 地球環境問題に関連する地球の諸現象に関する調査研究
b 人の活動が地球環境に及ぼす影響及び地球環境の変化が人の健康、生態系等に及
ぼす影響に関する調査研究
c 地球環境を保全するための施策の立案に関する調査研究

特に、人間・社会的側面からみた地球環境問題に関する研究、自然科学及び社会科学
を統合した学際的研究並びに社会・経済システムに関する研究、先駆的な研究を積極
的に推進。

○ 観測・監視については、広域・全球にわたって適切な分担のもとに実施するとと
もに、衛星センサーの利用等効果的な手法の開発を特に積極的に推進。

○ 技術開発については、「持続可能な開発」の推進のため、汚染物質等の直接
的な処理技術はもとより、資源、エネルギーの効率的利用など、地球環境の変化を緩
和するための技術開発を行う。

○ 国際的な研究計画及び観測・監視計画へ参加・連携。

(2)重点分野
地球の温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨、海洋汚染、熱帯林の減少、砂漠化、生物多
様性の減少、有害廃棄物の越境移動及び人間・社会的側面からみた地球環境問題

(3)その他
○ アジア太平洋地球変動研究ネットワーク等の政府間の取組において、アジア
太平洋地域で推進すべきと指摘されている優先的研究課題について国際共同研究を推
進。
○ 持続可能な開発のための国際的・学際的な政策研究を実施する地球環境戦略
研究機関、大学等における地球環境研究に係る体制の整備・充実及び検討の実施。

(参考) 計画に盛り込まれた調査研究等に要する経費
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   |      |     経  費 (対前年度比)      |
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   |調査研究  |    574億円( 113%)      |
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   |観測・監視 |    522億円(  99%)      |
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   |技術開発  |  4,679億円(  98%)      |
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   |   計   |  5,775億円( 100%)      |
   |      |(内 地球環境保全関係予算5,607億円) |
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