報道発表資料本文

(参考1)
昨年度の優秀提言について


 昨年度優秀提言として選定された2つの提言については、それぞれ環境省と提言団体が協力してフィージビリティー調査を実施し、その政策化に向けた取り組みを進める予定です。

○ 発展途上国における原材料調達のグリーン化支援
(財)地球・人間環境フォーラム

  発展途上国における、木材、パームオイル等植物資源、エビ等海産物資源、鉱物、鉱石、石油などの原材料調達においては、しばしば、現地における環境・社会影響をもたらしてきた。日本はこれらの一大輸入国であり、一次産品の調達に当たっての環境・社会配慮や、生産における対応支援が求められているところである。
  本提案は、企業の発展途上国における一次産品調達における環境・社会影響の具体例、生産地住民や企業への支援手法などを検討し、情報を共有化するとともに、原材料調達に当たって最低限留意する基本的な指針やガイド、生産地支援のためのツールを作成するもの。企業の責任ある調達を推進するとともに、生産地への環境協力を行う。

○ 日本の森林を育てる薪炭利用キャンペーン
薪く炭くKYOTO( シンクタンクきょうと)JV (特活)森づくりフォーラム

  地球規模の森林問題が顕在化する中で、わが国の消費行動による途上国の収奪的資源利用により森林減少・劣化を助長し、かつわが国の里地里山の放置・放棄により森林荒廃・劣化を助長している。そこで、持続可能な薪炭利用を保障する生産・流通・消費システムの構築に向けた調査研究および普及活動を通して、諸外国の環境改善と地産地消の促進による持続可能な社会の構築を実現する。





 報道発表本文に戻る