温暖化対策クリーン開発メカニズム事業採択案件の概要
対象分野
団体名
調査名
調査対象国・地域
対象ガス
調査概要
メタン、亜酸化窒素の排出抑制/バイオマス利用
(財)オイスカ
廃棄物埋立処分地から発生するメタンガスを利用した木炭等製造とその有効利用調査
フィリピン(サン・マテオ処分地)
メタン
二酸化炭素
廃棄物埋立処分地から発生するメタンガスを熱源として利用し、廃木材から木炭などを製造することによって、メタンガスの排出抑制による地球温暖化の防止を図るとともに、木炭による浸出水の処理等埋立処分地の改善などの多重効果を図るための調査を行う。
(財)九州環境管理協会
廃棄物最終処分場の準好気性埋立システムへの転換によるメタンガス排出削減調査
中国
メタン
中国では、有機質を大量に含む家庭ごみ等が嫌気状態で埋立処分され、埋立地でのメタンガスの発生が顕著となっていることから、準好気性埋立構造のシステムに転換することによるメタンガス発生量の削減効果を検証する。
植  林
(株)関西総合環境センター
炭化を組み入れた持続的生産可能なCO2固定植林事業の可能性調査
マレーシア(サラワク州)
二酸化炭素
在来種による天然林再生及び早成樹の産業植林によるパルプ等の生産、廃材、樹皮等の炭化による農林業の生産性向上、地域産業の活性化を図るとともに、炭を土壌や水系に用いて半永久的にCO2固定化を図るための調査を行う。
国際炭やき協力会
高生産型・環境保全型森林経営手法の確立のための調査及びパイロット事業
インドネシア(西カリマンタン州ポンティアナック県)
二酸化炭素
経済性に重点をおいた多様な植生環境を作り上げ、市場の影響を最小化しつつ、土壌保全・炭素固定・土地の人口収容力強化を実現するために最適なモデル林を造成するための植物種の選定、移植種の選定、栽培技術の開発と技術の普及についての調査を行う。
住友林業(株)
インドネシア東カリマンタン州における植林事業調査
インドネシア(東カリマンタン州)
二酸化炭素
短・中・長伐採樹種を組み合わせた植林によるCO2固定量推定方法の確立を図るとともに、植林木の材質調査等製品としての炭素貯蔵量・期間の推定、立木のCO2固定量及び製品の炭素貯蔵量を最大にする造林樹種の選定と育種の可能性調査を行う。
地球緑化の会
タンザニアにおける白アリとの共生によるアグロフォレストリーづくりのための調査
タンザニア(ドドマ市と近郊農村)
二酸化炭素
人口増加や過剰放牧等によって荒廃したタンザニア・ドドマ市及び近隣農村を持続可能な農業社会にすることを目的として、地力増進に役立つ益虫としての白アリと共生したアグロフォレストリーづくり等植林の方策を探る。
(財)ひょうご環境創造協会
モンゴル森林再生計画支援事業調査
モンゴル
二酸化炭素
大規模な森林火災により失われた森林の再生計画を策定するため、モンゴルの気候・風土に調和した植林樹種選定、植林区域及び周辺での調査、植林試験調査等を実施するとともに、その温室効果ガスの吸収効果について検討する。
特定非営利活動法人
緑の地球ネットワーク
中国黄土高原における緑化の可能性調査
中国(山西省大同市)
二酸化炭素
砂漠化が深刻となっている黄土高原の緑化を推進し、CO2の吸収源の拡大を図るため、この周囲の植生、緑化の可能性のある樹種、地元農民に歓迎される植林の方法などについて調査する。