報道発表資料本文

【参考】

一般国道47号新庄古口道路に係る環境影響評価書に対する環境大臣意見



 本事業の環境影響評価書について、以下の意見を述べるものである。
  1. クマタカ等の猛禽類への配慮
     事業実施区域及びその周辺で、クマタカ、サシバの営巣地及びミサゴの主な採餌場が確認されていることから、工事による繁殖等生息への影響が強く懸念されるため、専門家の指導・助言を得ながら、営巣期の工事を避けることを含め適切な措置を講じること。
     また、その旨を評価書に記載すること。
     
  2. ホトケドジョウ等の希少な魚類への配慮
    (1) 計画路線は、ホトケドジョウ、スナヤツメの生息が確認された沢を盛土構造で通過し、これらの生息環境の分断等による生息への影響が懸念されることから、工事中、道路供用後における現水路の機能の確保に当たっては、これらの生息に支障が生じないよう適切な措置を講じること。
     また、その旨を評価書に記載すること。

    (2) 計画路線は、メダカの生息地と考えられる水田や用水路などを盛土構造で通過し、その生息環境の分断等による生息への影響が懸念されることから、工事実施前に、事業の実施により生息環境が改変される区域において、その生息状況を把握し、専門家の指導・助言を得ながら、必要に応じて移動経路を確保する等の適切な措置を講じること。
     また、その旨を評価書に記載すること。

     



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