報道発表資料本文


 (参考)

  1. 環境白書の公表
     
     環境基本法第12条に基づき、平成15年版環境白書(「平成14年度環境の状況に関する年次報告」及び「平成15年度において講じようとする環境の保全に関する施策」)が、5月30日(金)に閣議決定され、国会提出及び公表される予定です。
     今回で、公害白書から数えて35回目の白書となります。
      
     
  2. 環境白書の概要
     
     今回の白書は、「地域社会から始まる持続可能な社会への変革」というテーマでまとめられています。
     白書ではまず、社会経済の変化との相互影響により、地球環境の劣化が深刻な状況であることを示し、地球規模の環境問題の解決に向けて、個人・地域レベルでの足元からの取組が重要であることを明らかにしています。
     次いで、日常生活における個人の取組に着目し、一人ひとりの取組が広がれば、企業や行政などの行動を変え、社会経済全体を変革していく可能性を持つことを明らかにしています。また、地域からの取組に着目し、地域全体としてより良い環境、より良い地域を創っていこうという取組意識や能力を「地域環境力」と表現し、地域資源の的確な把握、主体間の幅広い連携、そして地域が目標を共有することにより、地域環境力が高まることを示しています。そうした地域環境力を活用した取組は、地域の環境保全のみならず地域の活性化にもつながり、持続可能な社会の構築に向けた変革の原動力になることを明らかにしています。



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