報道発表資料本文


「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について
(第六次答申)」(案)の概要

二輪車の排出ガス低減対策
  
(必要性)
我が国の浮遊粒子状物質(SPM)、二酸化窒素(NO2)等による大気汚染が依然として厳しい状況にある。
二輪車の自動車全体に占める炭化水素(HC)の排出寄与率が約20%と高い。
飛躍的に進歩したガソリン自動車の排出ガス低減技術を応用し、二輪車からの排出ガスの一層の低減が可能となった。また、欧米でも規制強化が予定されている。
  
自動車からのHCの排出低減は、大気中の二酸化窒素、浮遊粒子状物質及び光化学オキシダントの濃度低減、有害大気汚染物質の排出低減に効果がある。
  
(目標値及び達成時期)
平成18年から19年にかけて、現行規制に比べ、HCについては車種により75%〜85%低減、窒素酸化物(NOx)については50%低減、一酸化炭素(CO)については85%低減する。
これにより、世界で最も厳しいレベルの目標値となる。
二輪車の自動車全体に占めるHCの排出寄与率が高いことを踏まえ、HCの低減に重点を置いて規制を強化し、NOx及びCOはHCを最大限低減した上で達成できるレベルに設定した。
 なお、PMについては、ほとんど排出されないことから、従来から排出ガス規制の対象としていない(欧米も同様)。
  



二輪車の新たな排出ガス低減目標値

自動車等の種別 窒素酸化物 炭化水素 一酸化炭素 目標達成年
第一種原動機付自転車 0.15g/km 0.5g/km 2.0g/km 平成18年
第二種原動機付自転車 0.15g/km 0.5g/km 2.0g/km 平成19年
軽二輪自動車 0.15g/km 0.3g/km 2.0g/km 平成18年
小型二輪自動車 0.15g/km 0.3g/km 2.0g/km 平成19年



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