第25回総会(H11.1.19)

参考資料1

諮問書(写)

瀬戸内海における新たな環境保全・創造施策のあり方について(諮問)

平成9年9月19日
諮 問 第 4 号   
環水規 第305号
環 境 庁 長 官   

標記について、瀬戸内海環境保全特別措置法第23条第2項の規定に基づき、次のとおり諮問する。
「瀬戸内海における新たな環境保全・創造施策のあり方について貴審議会の意見を求める。」

(説明資料)

 瀬戸内海においては、環境保全を推進するため、瀬戸内海環境保全特別措置法や同法に基づく基本計画等に沿って、各種施策を実施しているところであるが、近年、水質は横這いであり、累積する埋立て等により藻場、干潟、自然海浜等の貴重な自然環境は徐々に減少している。
 一方、環境への負荷が少ない持続的発展が可能な社会の構築を目指して、自然的環境の回復や生物多様性の確保等の新たな施策の方向性が環境基本計画等において示されている。瀬戸内海においても、環境を健全な状態に保全・回復して後代に引き継ぐため、従来の施策に加えて、環境を創造する観点に立った新たな施策の展開が今後必要になると考えられる。
 今回の諮問は、このような観点から、瀬戸内海における新たな環境保全・創造施策のあり方について、貴審議会の意見を求めるものである。