別紙1


 
「PCB廃棄物処理施設に対する室蘭市の基本的な考え方」のポイント
 

環境省廃棄物・リサイクル対策部
産  業  廃  棄  物  課

 


 室蘭市はPCB廃棄物処理事業を進めるに当たって、事業の安全性の確保等について「PCB廃棄物処理施設に対する室蘭市の基本的な考え方」をとりまとめたところであり、今般室蘭市長が来省し、この基本的な考え方中の下記の事項を尊重したうえで、事業を速やかに進めるようお願いするもの。
  
(受入条件について)
(1) 国は事業全般を統括し、環境事業団の監督を行うとともに、ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基本計画の策定等を早期に行うこと。
(2) 処理技術の選定に当たっては、高温焼却を除く4つの方式を基本にしつつ、処理の安全性の一層の確保の観点から国内実績についても考慮すること。また、環境事業団は、環境・安全に関する高い性能が確保できるように、処理対象物の受け入れからリサイクルまでを含めたトータル処理システムの体制整備を行うこと。
(3) 安心して信頼できる事業として進めるために、環境事業団は(仮)PCB処理情報センターを設置し積極的に情報公開を行うとともに、室蘭市が設置する(仮)事業監視委員会の運営に協力すること。
(4) 施設建設、運営における地元の人材、技術、企業の活用とともに、可能な範囲における資機材の地元調達や地元優先の雇用を行うこと。
  
(要望事項について)
(1) 室蘭市が持つ総合エンジニアリング技術を活用した、地球環境保全・浄化等に関する実証試験等の研究開発プロジェクト等を推進すること。
(2) 環境産業の展開・集積に向けた市の取組に対し、エコタウン事業等の国の各種施策による支援に努めること。