世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約について

  1. 条約の概要
    目的: 世界の文化遺産及び自然遺産を保護するため、保護を図るべき遺産をリストアップし、締約国の拠出金からなる世界遺産基金により、各国が行う保護対策を援助する。
    採択: 1972年(我が国は1992年に締結)
    締約国数: 米国、イギリス、フランス、中国等、174か国
    指定された遺産: イエローストーン国立公園(アメリカ合衆国;自然遺産)、ピラミッド(エジプト;文化遺産)等、730(自然144、文化563、複合23)物件
    事務局: UNESCO世界遺産センター(フランス パリ)

     

  2. 世界遺産の3つのカテゴリー
    文化遺産: 世界的な見地から見て歴史上、美術上、科学上顕著で普遍的価値を有する記念工作物、建造物、遺跡等を対象
    自然遺産: 世界的な見地から見て観賞上、学術上又は保存上顕著な普遍的価値を有する特徴ある自然の地域、脅威にさらされている動植物種の生息地、自然の風景地等を対象
    複合遺産: 上記、文化遺産と自然遺産との両面の価値を有するものを対象

     

  3. 我が国の世界遺産
    【自然遺産】 (登録年月)
     白神山地  平成 5年12月
     屋久島  平成 5年12月
    【文化遺産】
     法隆寺地域の仏教建造物 平成 5年12月
     姫路城 平成 5年12月
     古都京都の文化財 平成 6年12月
     白川郷・五箇山の合掌造り集落 平成 7年12月
     原爆ドーム 平成 8年12月
     厳島神社 平成 8年12月
     古都奈良の文化財 平成10年12月
     日光の社寺 平成11年12月
     琉球王国のグスク及び関連遺産群  平成12年12月