報道発表資料本文


(参考1)         参加者の横顔
 
・小西 健二    1929年 東京生まれ 金沢大学名誉教授
  東京大学理学部卒業、金沢大学理学部教授を経て現在に至る。国際サンゴ礁研究学会評議員、
 ユネスコ海洋科学研究会議太平洋環礁掘削計画作業班委員などを歴任。現在は近未来の気候変動と
 海面変動や亜熱帯・熱帯と温帯の炭素塩を比較する研究を行っている。

・エドガルト ゴメス   フィリピン大学海洋科学研究所教授
 (Marine Science Institute,University of the Philippines)
  サンゴ礁生態系についての国際的権威。近年はサンゴの生長過程や移植技術についての
 研究を進めている。

・池田  元(はじめ)1947年 沖縄県石垣市生まれ 八重山の海人
  漁業歴34年。サワラ漁、小型定置網、モズク養殖、シャコ貝養殖などに従事している。
  平成8年、沖縄県指導漁業士の認定を受け、現在後輩の指導に当たっている。昭和54年から
 NHK沖縄放送局農林水産通信員を務めている。

・リチャード ケンチントン
  オーストラリア・グレートバリアリーフ海洋公園管理局 渉外部長及びICRI事務局担当
 (Great Barrier Reef Marine Park Authority)
  1970年代より世界的に有名なグレートバリアリーフ海洋公園の計画に携わる。熱帯生態系に
 ついての権威でもあり、サンゴ礁管理について世界の最先端にいる。

・中村 征夫  1945年 秋田県昭和町生まれ 水中写真家
  20歳の時から潜水と水中写真に取り組み、以後、専門誌のカメラマンを経て
 フリーランスとなる。その撮影技術は高く評価されており、ライフワークの東京湾を
 はじめ、水俣湾、流氷の海など社会性のあるテーマにも果敢に取り組んでいる。
  主な写真集に「海中顔面博覧会」「白保SHIRAHO」「カムイの海」などがある。

・西銘 史則  1953年 沖縄県与那原町生まれ (株)沖縄環境分析センター勤務
  北海道大学大学院水産学研究科修士課程修了。水産調査、海域調査など多くの環境調査に
 従事する一方、与那原町海辺のまちづくり計画策定委員会委員、サンゴ礁連絡会議保護保全
 委員会委員長などを歴任する。沿岸域の利用と管理について、地域の人たちとともに積極的に
 取り組んでいる。

・山里  清  1930年 沖縄県首里汀良町生まれ 琉球大学名誉教授 名桜大学教授
  埼玉大学文理学部卒業、ハワイ大学大学院修士課程修了。琉球大学文理学部教授を経て
 現在に至る。日本学術会議太平洋学術研究連絡委員会委員、(社)沖縄国際マングローブ
 協会会長、(財)亜熱帯総合研究所所長、沖縄県自然環境保全審議会会長などを歴任し、
 サンゴ研究の第一人者として幅広く活躍している。



(参考2)
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|国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)第2回東アジア海地域会合について|
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1.開催日  1997年2月16日(日)~20日(木)

2.場 所  沖縄県宜野湾市 沖縄コンベンションセンター

3.主催者  国際サンゴ礁イニシアティブ第2回東アジア海地域会合実行委員会
       (環境庁、外務省、沖縄県等)

4.目 的  本年3月インドネシア・バリ島で開催された国際サンゴ礁イニシアティブ第1回
       東アジア海地域会合をフォローアップするため、同会合で採択された「東アジア
       海地域戦略」について各国からその実施状況について報告した上で、より効果的な
       実施のあり方等に関し同戦略の大項目である沿岸管理、能力養成、研究・モニタリング、
       調整・実施及び評価のためのメカニズムについて重点的に検討する。

5.参加者  東アジア海地域関係国、国内外関係機関、研究者、民間団体等
       (100人程度)



(参考3)
┌―――――――――――――――――――――――┐
|国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)について|
└―――――――――――――――――――――――┘
○海の熱帯林とも呼ばれる生物の多様性豊かなサンゴ礁の保全は、地球的展望に立った日米協力
 (コモン・アジェンダ)の一分野として平成6年5月に新たに追加されたもの
○国際サンゴ礁イニシアティブは、これを契機に豪等の協力を得て開始された、サンゴ礁の保全と
 持続可能な利用に関する包括的な国際プログラムであり、{1}研究・モニタリング{2}持続可能な管理、
 {3}能力養成が3本柱
○平成7年5月末から6月初めに国際的取組みの第1歩として、ドウマゲテ(フィリピン)で日米豪を
 中心とした8ヶ国が主催して国際サンゴ礁イニシアティブ会合を開催し、国際サンゴ礁イニシアティブの
 国際的展開に向けた「行動のよびかけ」及び国際的な行動計画に当たる「行動の枠組み」を作成・採択
○これを受けた地域的な取組みとして、我が国、UNEP及びインドシア等が中心となって
 平成8年3月中旬に、バリ島(インドネシア)で第1回東アジア海地域会合を開催





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