(参考)

  韓国におけるワールドカップでの環境配慮事例

  1. 韓国政府・韓国環境省
     
     大会の目標を「もっとも模範的なワールドカップ大会」とし、大会エッセンスの1つとして「地球上の環境問題を研究し、改善するワールドカップ」を掲げるとともに、「グリーン・ワールドカップ2002」という国際的なイベントを持続可能な方法で運営するための環境マネジメントのガイドラインを策定し、ホームページで公表している。

    [グリーン・ワールドカップ2002の概要]
    基本的方向
     試合施設の環境にやさしい設計及び建設、ワールドカップに先行する開催都市の環境改善、汚染のないワールドカップの追求、一般大衆に対する様々な環境プログラムの開発
    ステップ・バイ・ステップの方策
     サイト選定、運営計画の策定、スタジアムの建設、試合の管理、試合終了後のアセスメント
    各セクターに対するガイドライン
       試合会場の設計及び建設、汚染の管理、都市の再構築方策、環境意識の向上
     
     韓国環境部(省) (http://www.me.go.kr)
     
     
  2. 開催都市
     
     それぞれホームページを作成しており、特にソウル特別市は「新ソウルボランティア2002市民連帯」として、環境保全等のボランティアを募集している。
     組織委員会及びソウル特別市との協力の下に設立された「環境にやさしいワールドカップ推進委員会」では、官民のパートナーシップによる環境にやさしいワールドカップを推進するための各種取組を行っている。
     
     ソウル市民連帯(http://worldcup.metro.seoul.kr/index.html
     
     
  3. ワールドカップ韓国組織委員会(KOWOC)
     
     昨年8月、大会目標に向けたガイドラインを作成し、公式ホームページで公表している。
     また、観客席での禁煙や騒音が激しいバット状の用具での応援の禁止、缶・ビンの競技場内への持ち込み禁止、試合終了後の「クリーンアップタイム」の実施等を決定している。
     
     KOWOC( http://www.2002worldcupkorea.org/ENG/news/newsview.php?tablename=eng_news&id=1227&tablerows=13&rowindex=1&previd=1225&nextid=1231&num=356&page=12&category=1
     
     
  4. 民間団体
     
     「韓国環境運動連合」(KFEM)では、昨年10月、ソウル環境運動連合所属の500名で構成された「グリーン・ワールドカップ機動監視団」を発足させ、各種環境汚染行為の監視やグリーン・ワールドカップの積極的な広報を行っている。

  (環境省調べ)