別添
a) | 持続可能な森林経営を、貧困の撲滅、土地や資源の劣化食糧安全保障の改善や安全な飲料水へのアクセス、入手可能なエネルギーのための重要な手段として推進するとともに、天然林、人工林双方がこの惑星及び人類に対して有する多様な便益を強調すること。 |
b) | 統合的なアプローチによる森林部門と他の部門との関係十分な考慮を払いつつ、持続可能な森林経営が国際的な政治的議題の中の優先的課題であることを認めることにより、その達成に向けた政治的約束を強化すること。 |
c) | GNPの0.7%を途上国に対するODAに提供するとの目標、及び先進国のGNPの0.15〜0.20%を最貧途上国(LDCs)に提供するとの第3回国連最貧国会議で確認された目標を達成していない先進国に対し、その達成に向けた具体的な努力を要請すること。また、途上国に対し、ODAが開発目標、目的の達成の支援に向けて効果的に用いられるような進展を得るよう奨励すること。全てのドナーの努力を認め、ODAが目標を超え、又は目標に到達しているか目標に向けて増加しているドナーを賞賛するとともに、目標と目的を達成するための手段とタイムフレームとの検証を企てることの重要性を強調すること。 |
d) | 国際社会の支持を得つつ、国内的な森林法の施行、森林の生物資源を含む林産品の違法な国際貿易に関し、また、この分野における国内法制度の整備に関連する人的、制度的キャパシティ・ビルディングに関し、直ちに行動をとるよう要請すること。 |
e) | 持続可能な木材の収穫を推進し、持続可能でない木材の収穫への対策をとるため、国家的、国際的レベルにおいて直ちに行動をとるよう要請すること。 |
f) | 現在貧困に直面し、森林減少が最も著しく、影響を受けている政府から国際協力が歓迎されるような地域のニーズに対処するためのイニシアチブを、特に要請すること。 |
g) | 資金提供額の増加、環境保全上健全な技術の移転、貿易、キャパシティ・ビルディング、森林法の施行、全てのレベルにおけるガバナンス、IPF/IFF行動提案を含む持続可能な森林経営の実施に向けた統合的な土地と資源の管理を推進するためにパートナーシップと国際協力を築き、強化すること。 |
h) | 持続可能な森林経営を達成するための資金、環境保全上健全な技術の移転、貿易及びキャパシティ・ビルディングに関する国際協力を強化すること。 |
i) | IPF/IFF行動提案の実施を早めるとともに、2005年における進捗状況の評価に貢献するためにUNFFへの報告に関する努力を強化するよう、各国及びCPFに対して要請すること。 |