(参考)

オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書


 モントリオール議定書は、オゾン層保護のための国際的な枠組みを定めた「オゾン層保護のためのウィーン条約」(1985年採択)に基づき、オゾン層を破壊する物質の削減スケジュール等の具体的な規制措置等を定めたもの。
 1987年に採択され、1990年(ロンドン改正)、1992年(コペンハーゲン改正)、1995年(調整)、1997年(モントリオール改正)及び1999年(北京改正)の5度にわたって規制強化のための改正等が行われてきた。(条約締約国会議は3年に1度、議定書締約国会合は毎年、開催。次回は、第6回条約締約国会議/第14回議定書締約国会合が、平成14年11月25~29日に、イタリア・ローマで開催予定。)

 なお、2002年1月24日現在のウィーン条約の批准国数は184、モントリオール議定書の批准国数は183である。

(注1) 議定書上の定義は、(国内消費量)=(国内生産量)+(輸入量)-(輸出量)
(注2)
議定書において、臭化メチルの検疫及び出荷前処理のための使用は、農産物の国際取引への影響が大きい等の配慮から、規制対象外とされている。