農林水産省の地球温暖化対策推進大綱の取組状況について


1 食品産業に対する自主行動計画の策定要請及びフォローアップの実施
 (実施事項)
・所管する食品産業に対して、二酸化炭素やフロン等の排出抑制を含む環境
 自主行動計画の策定を要請
・9月17日開催の食品流通審議会第9回食品環境専門委員会において、計
 画の策定状況等に係るフォローアップを実施
 (今後の予定)
・引き続き自主行動計画未策定の食品産業に対して、環境自主行動計画の策
 定を要請
・年度末を目途に食品業界における計画の策定状況を取りまとめ、食品流通
 審議会食品環境専門委員会に報告

2 農畜産業分野からのメタン排出の抑制
 (実施事項)
・中干し、有機物施用方法の改善等水田からのメタンの排出削減効果が大き
 い農法に取り組む農業者を技術的に支援
・家畜ふん尿の処理過程に起因するメタン排出を抑制するふん尿処理施設の
 整備を推進
 (今後の予定)
・環境保全型農業への先駆的な取組の支援の一環として、今後とも農業者へ
 の技術的支援を推進
・家畜の腸内発酵に起因するメタンの抑制手法の調査研究を推進
・引き続きふん尿処理施設の整備を推進

3 政府の率先実行
 (実施事項)
  ・低燃費・低公害車の導入計画の策定
  ・庁内放送による霞が関ノーカーデーの周知徹底

 (今後の予定)
  ・低燃費・低公害車の導入促進
  ・霞が関ノーカーデーの実行徹底
  ・共用自転車の導入

4 「森林・林業、木材産業における地球温暖化対策の基本方向」の制定等
 (実施事項)
  ・「森林・林業、木材産業における地球温暖化対策の基本方向」を策定
  ・「森林・林業、木材産業における地球温暖化対策推進本部」を林野庁に設
   置し、林野庁における地球温暖化対策推進体制を整備
 (今後の予定)
  ・「森林・木質資源を活用した新たな循環型システム」の普及定着のための
   具体的施策の検討
 
5 森林再生産システム実践活動モデル事業の実施
 (実施事項)
  ・都市側の住民と山村側の住民のネットワークを形成
  ・地域材としての信頼と質の良さの理解を得て地域材の住宅への活用を促進
  ・地域材の源である里山林等の保全活動の推進
 (今後の予定)
  ・地域材の住宅への活用と里山林の整備の実践事例の普及促進