(参考1)

ぜん息児にとっての水泳教室の有効性

 ぜん息児にとって、継続的な運動は、基礎体力や心肺機能を高め、発作を軽減するなどぜん息の回復に効果があるとともに、体を動かす楽しさを与えたり、苦しさに耐えて運動能力を高めるといった克己心を育むなど心理面にも効果があります。
 このような心身の鍛練を行うためには、水泳、縄跳び、ジョギング等がありますが、このうち水泳は、全身運動であり、心肺機能を高めるだけでなく、以下の理由から発作が起こりにくく、ぜん息児の行う運動として特に適しています。

<水泳訓練がぜん息発作を起こしにくい理由>
 (1) 温度、湿度の高い環境で行うこと
 (2) 呼吸が規則正しく行われること
 (3) ほこりの少ない環境であること

 こうしたことから、公害健康被害補償予防協会が実施する「健康被害予防事業」(機能訓練事業)の一つである水泳教室は、予防事業対象地域の大部分で実施されており、平成13年度は47の対象地域のうち40対象地域で実施されています。

〇水泳教室の開催状況
年度5年度6年度7年度8年度9年度10年度11年度12年度13年度
(予定)
実施自治体404041414141404040
開催延日数7089041,0071,0401,1301,1211,0851,1361,131
参加延人数19,74425,31728,69129,86233,58333,32431,96632,84138,396

 

(参考2)

招待水泳選手のプロフィール

名  前 寺川 綾
所  属 イトマンスイミングスクール
高校2年生
主な記録 〇日本選手権(平成13年4月20日)
  100m背泳ぎ 第3位 (タイム:1分02秒10)

〇日本選手権(平成13年4月21日)
  200m背泳ぎ 第2位 (タイム:2分13秒70)

〇世界選手権(平成13年7月26日)
  200m背泳ぎ 第8位 (タイム:2分14秒12)