平成9年10月22日 環境保健局環境部 環境計画課長 光岡 和彦 電話 208−9870 |
「地球温暖化防止大阪国際シンポジウム」の開催について
大阪市では、12月1日から開催される「地球温暖化防止京都会議(気候変動枠組条約第3回締約国会議)」の成功を目指し、その支援の一環として、12月4日(木)に大阪市中央公会堂で「地球温暖化防止大阪国際シンポジウム」を開催し、海外からの京都会議出席者の参加とともに、市民を対象に参加者1000名を募集します。(入場無料) また、12月5日(金)に舞洲アリーナを会場に「パネル展示会」を開催します。(入場無料) 地球温暖化問題に地域から取り組むためには、市民・企業・自治体がそれぞれの役割と責任の分野で行動し、相互に協力していくことが不可欠です。 このシンポジウムでは、国連環境計画(UNEP)及び大阪市からの基調講演と、パネリストに市民・企業・自治体・海外NGOからの代表者等を迎えて「地球の温暖化を防ぐための世界の市民・企業・自治体の役割と協働のあり方」をテーマとしたパネルディスカッションを通じ、各主体の地球温暖化防止への取り組みの現状を報告するとともに、今後の活動と協力のあり方などについて会場の参加者を交えて討議を深めていきます。 また、パネル展示会では、大阪市が2008年の招致を目指すオリンピック会場と予定している、人工島(舞洲など)で進めている「新しい都市環境創造計画」の紹介をパネル展示します。 なお、開催内容については、別紙開催要領及びプログラムを参照してください。 |
(別 紙)
開 催 要 領
地球温暖化防止大阪国際シンポジウム
〜地球の温暖化を防ぐための世界の市民・企業・自治体の役割と協働のあり方〜
1. | 日時・場所:
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7. | 参加対象・定員:
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なお、今回のシンポジウム及びパネル展示会へは、別途、英文の周知チラシ等により、「地球温暖化防止京都会議」に出席している海外の関係者に参加を呼びかけます。 |
〔プ ロ グ ラ ム〕
○ | シンポジウム(12月4日)
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○ | パネル展示会(12月5日) 大阪市が2008年の招致を目指すオリンピック会場と予定している、人工島(舞洲など)で進めている「新しい都市環境創造計画」の紹介をパネル展示し、環境に配慮したまちづくりについて自由にご覧いただきます。
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◆ | 基調講演者 エリザベス・ダゥズエル 国連環境計画(UNEP)事務局長 1944年生まれ。カナダ国籍。ユタ州立大学行動科学の修士号を取得。州教育省顧問、人権オンブズマン、大学講師、サスカチュワン州文化青年次官などとして活躍した後、カナダ環境省に入省。「気候変動に関する政府間パネル」へのカナダ首席代表、「気候変動メカニズムに関する作業グループ」の共同議長等を務めた。制度的枠組みを作り上げ、問題解決へ向わせるためのリーダーシップを発揮した。その後、WMO (世界気象機関)のカナダ常駐代表となり、その最高評議会に2度選出されている。優れた管理能力には国際的にも定評がある。1993年から現職。 關 淳一(せき じゅんいち) 大阪市助役 1935年生まれ。大阪市立大学医学部卒業。1967年大阪市に奉職。1987年市立桃山市民病院副院長、環境保健局医務監を経て、1992年大阪市環境保健局長。1995年から現職。 |
◆ | パネルディスカッション コーディネーター 鈴木 胖(すずき ゆたか) 大阪大学工学部教授 1934年生まれ。1960年大阪大学大学院工学研究科修士課程修了。大阪大学工学部助手、講師、助教授を経て、1972年教授となる。1995年 4月から同大学先端科学技術共同研究センター長を兼任。同年 8月から2年間は工学部長を務める。専門はシステム工学、情報工学。1967年工学博士学位取得。 |
◆ | パネルディスカッション パネリスト 尾嶋 静江(お じま しずえ) 大阪市地域婦人団体協議会会長 1924年生まれ。主婦としてPTA活動、地元婦人会活動を行う傍ら1961年には法務省保護司、1974年には此花区民生委員の要職に就く。1981年此花区地域婦人団体協議会会長。1997年から現職。 西田 鶴男(にしだ つるお) 社団法人大阪工業会専務理事 1936年生まれ。1961年大阪府立大学卒業。1962年社団法人大阪工業会入局。事務局長、常務理事を経て、1995年現職に就任。モノづくりを活動の柱として取り組んでいる大阪工業会は在阪経済団体の中でもいち早く環境問題に産業界の立場から前向きに取り組む組織的体制を確立し、具体策の推進を行っている。 光岡 和彦(みつおか かずひこ) 大阪市環境保健局環境部環境計画課長 1947年生まれ。1973年京都大学大学院工学研究課修士課程(衛生工学専攻)修了。1973年大阪市奉職。環境保健局環境部規制第1課水質係長、同部計画調整課長代理、自動車公害対策課長を歴任、一貫して環境保全に関わる業務に従事。1992年〜1995年には(財)地球環境センター事業課長として、UNEP国際環境技術センターの支援をはじめ環境分野の国際協力に従事。1997年から現職。 宮崎 緑(みやざき みどり) ジャーナリスト 1982年NHK「ニュースセンター9時」初の女性キャスターとなる。女性キャスターとして草分け的存在となる。キャスターとして活躍のかたわら活字メディアでも幅広く活躍。1986年「世界女性ジャーナリスト会議」日本代表。1988年東京工業大学社会工学科講師。1993年日本ジャーナリスト大賞受賞。 サッシャ・ミューラー・クレナー ドイツ自然保護連盟国際部部長 1992年以来、国連の気候交渉において活動を続けているドイツのNGO の連盟組織で、国際部部長を務めている。ベルリンのクリマフォーラム95において議長を務めた。特に気候変動枠組み条約第1回締約国会議では10の主張を行った。 ジョン・ホワイトロー 国連環境計画国際環境技術センター (UNEP-IETC)所長 1948年生まれ。オーストラリア国籍。豪州のアデレード大学農学理学士号取得。豪州科学省に入省し、南極課・運営部門課長、地域プログラム担当課長を経て、豪州産業技術・商業省国際部日本課課長、豪州環境保護庁副長官などを歴任。1996年からはUNEP事務局長付特別顧問に就任し、化学物質問題を担当する。1997年 3月より現職。日本における唯一の環境を扱う国連機関のトップとして活躍中。 |