別紙1

G77及び中国の数量目標提案のポイント

1. 各締約国は、2005年、2010年、2020年を含むタイムフレームのもとでCO2、メタン及び亜酸化窒素の排出量及び吸収量を、それぞれ、
{1} 2000年までに1990年水準に安定化する。
{2} 2005年までに同水準から7.5%削減する。
{3} 2010年までに同水準から15%削減する。
{4} 2020年までにさらに20%削減し、全体として同水準から35%削減する。


2. HFC、PFC、SF6を含むその他の温室効果ガスをフェーズアウトすべく努力する。


3. 数量目標の達成は、国内的な措置により担保する。


4. 先進国の対策による途上国への影響を最小化することとし、それらの影響を補償するための基金を設立する。


5. 途上国における対策を支援するための基金(Clean Development Fund)を設立する。 この基金は、議定書の義務を遵守できなかった国からの資金の供出により運営される(ブラジル提案を採用している。)。
(注)1. G77及び中国は、ガスバイガスアプローチを採用するよう主張。
2. 本提案に関するタンザニアのステートメントからは、G77及び中国はネットアプローチを支持しているように見受けられるが、その後の発言はネットアプローチに対して否定的。