別紙3

自然歩道関係功労者環境庁自然保護局長表彰 被表彰者一覧

推薦都道府県等 被表彰者名 活動歴・活動地域等
1福島県 くにみやま国見山に親しむ会 福島県原町市 7年・東北自然歩道
2栃木県 小林 坦(こばやしひろし)(73才)栃木県足利市 40年・首都圏自然歩道
3神奈川県 井上 博司(いのうえひろじ)(76才)神奈川県愛甲郡清川村 12年・首都圏自然歩道
4福井県 吉峰中友会(よしみねちゅうゆうかい)福井県吉田郡上志比村 11年・上志比村内歩道等
5山梨県 四條 實(しじょうみのる)(74才)山梨県南巨摩郡南部町 23年・東海自然歩道
(上佐野〜矢木沢)
6長野県 信濃境壮年会(しなのさかいそうねんかい)
長野県諏訪郡富士見町
20年・首都圏自然歩道、
東海自然歩道、
秩父多摩国立公園内歩道
7岐阜県 安田 茂(やすだしげる)(76才)岐阜県大垣市 23年・東海自然歩道(大垣市)
8静岡県 藤枝市(ふじえだし)自然を愛する会 静岡県藤枝市 25年・東海自然歩道他
9島根県 渡部 幸(わたなべこう)島根県大原郡加茂町 30年・中国自然歩道(湯ノ川峰寺)
10高知県 三嶺(さんれい)を守る会 高知県吾川郡伊野町 22年・剣山国定公園登山道
11福岡県 福岡県自然歩道友(ふくおかししぜんほどう)の会
福岡県福岡市
16年・九州自然歩道
12長崎県 下堂園 畩則(しもどうぞのけさのり)長崎県西彼杵郡大島町 13年・大島町自然保護探索路
13熊本県 菊池渓谷を美しくする会 熊本県菊池市 23年・九州自然歩道(菊池渓谷)
14(社)日本歩け歩け協会 小山 林一(こばやしりんいち)(77才)愛知県瀬戸市 15年・東海自然歩道(愛知、
三重、岐阜県内)四国自然歩道
15  〃 神谷 幸男(かみやゆきお)(71才)愛知県名古屋市 15年・東海自然歩道全域
四国自然歩道
16  〃 大和田 宣嗣(おおわだよしつぐ)栃木県栃木市 14年・東海自然歩道全域
首都圏自然歩道全域
17(財)日本
 ユースホステル協会
斉藤 義雄(さいとうよしお)(67才)栃木県鹿沼市 13年・栃木県内全域自然歩道
18  〃 静岡県ユースホステル協会 静岡県静岡市 23年東海自然歩道(静岡県)
及び県内全域の自然歩道
19  〃 グループわらじ 宮城県仙台市 24年・宮城県内の自然歩道

 

全国・自然歩道を歩こう大会の過去5年間の実施大会数及び参加者数

大  会  実施大会数 参 加 者 数
H4 第11回
H5 第12回
H6 第13回
H7 第14回
H8 第15回
175大会
274大会
309大会
325大会
251大会
52,787人
70,984人
105,324人
114,148人
136,260人


長距離自然歩道について

 長距離自然歩道は、国土を縦断、横断又は循環し、複数の都府県にまたがる歩道で、多くの人々が手軽に楽しくかつ安全に国土のすぐれた風景地等を歩くことにより、沿線の豊かな自然環境や自然景観、さらには歴史や文化にふれ、我が国の風土を再認識し、併せて自然保護に対する意識を高めることを目的としている。
 また、地域の個性的なテーマに合わせたルートづくりを通じて、地域の素顔を再発見したり、地域に暮らす人々との交流を深めることにもつながるものである。
 長距離自然歩道は、全国の歩道の幹線の役割を担うものであり、したがって都府県のスケールを越えた方向性を有する路線選定を行うこととしている。
 これまで昭和45年度の東海自然歩道以降、九州、中国、四国、首都圏、東北と順次整備を進めてきており、その結果、総延長距離は約1万4千kmに及び、年間利用者数は約3千5百万人(平成7年)に上っている。


「歩く」ことの意味

 人類の歴史は、長い進化の過程の中で、二本の足で歩き、まわりの自然を見まわした時に始まったといわれている。いま、その人類の根源的な行動といえる「歩く」ことに今日的な意味が見い出されている。
 環境基本計画では、「歩く」ことは公害をもたらさない環境に優しい行動と位置づけられ、また、平成7年7月には自然環境保全審議会から、「自然とのふれあいの確保の方策」に関する答申が行われ、人と自然との豊かなふれあいを実現するとともに、国民が自然にふれ、自然を知ることを通じ、その理解と参加の下に自然環境の保全を進めていくことの重要性がうたわれている。「歩く」ことは、まさに自然とふれあうための最も基本的な手段である。

注) 本行事は昭和57年度より毎年10月の第1日曜日を「全国一斉に自然歩道を歩こう大会」として実施してきたものを、平成4年度より10月の1カ月間を「全国・自然歩道を歩こう月間」として展開しているものである。