(参考2)

名水百選「塩釜の冷泉」について

場  所: 岡山県真庭郡八束村下福田
形  態: 湧水
選定理由: 泉は、三蒜山の真ん中、中蒜山(1,122m)の裾の谷間から湧き出ており、水は清らかで冷たい。蒜山教育事務組合が天然記念物に指定し、地元塩釜奉賛会により管理されている。村内の約600世帯の生活用水として利用されている。
概要: 八束村は岡山県の北部に位置し、鳥取県と境を接している。
『塩釜の冷泉』は、東西12m、南北15m、面積約60平方メートル余りのひょうたん形の小池を形成し、池は最深部で1.9mある。水温は年中摂氏10度前後と冷たい。
池の中にはふたのない巻貝「モノアラカイ」や寒冷に育つ下等藻類「アツシキノリ」「ネンジュノリ」の一種でキクラゲ様の珍しい藻類も生息している。
蒜山教育事務組合(八束村及び真庭郡川上村で構成)が天然記念物に指定し、地元塩釜奉賛会(上中井川集落が中心となりその他利水権の関係する集落により構成)が管理しており、村内の生活用水として約600戸が利用している。
なお、奉賛会では毎年6月20日を吉日として、祭事を行っている。