(別添2)
アジア太平洋地域環境イノベーション戦略について
 
1.目的
 アジア・太平洋地域における環境問題に対処するためには、革新的な新政策を打ち出し、持続可能な発展を約束する環境政策と開発・経済政 策の統合が必要。
 特に中国政府は中国西部の環境問題に重大な懸念を有しており、朱首相は生態系修復を指示するとともに、訪中時にも日本に協力を依頼。
 これらを踏まえ、地域内諸国が共同して、[1]統合的モニタリングと環境・経済統合モデルによる分析・評価に基づき、[2]本地域が持続可能な 発展を果たすための環境戦略を検討し、[3]その成果を世界に発信すると ともに、戦略の推進に取り組むことが必要。
 
 
2.概要
[1]アジア太平洋地域の統合的モニタリング・評価体制の確立
衛星データを利用した統合的環境モニタリング
中国のウルムチに衛星データ受信局を設置するなどして、アジア太平洋地域の衛星データネットワークを構築
衛星データを検証するため、地上観測ネットワークの整備
環境・経済統合モデルによる分析・評価
モニタリングデータを活用し、環境・経済統合モデルにより、環境負荷や環境資源のトレンドを分析・評価
政策形成に役立つ戦略的データベースを作成
 
[2]革新的な環境戦略オプションの検討
情報技術(IT)等新たな手法の活用や、政策の統合など、革新的な環境戦略オプションを検討
 
[3]環境イノベーション戦略の推進・発信
2002年のリオプラス10において提言
 
 
3.平成13年度予算
 600百万円