(参考) 埋立事業の概要
 

1. 埋立位置
 福岡県福岡市東区の地先(博多湾東部海域)
 
2. 事業者
 国(国土交通省九州地方整備局)、福岡市、博多港開発株式会社
 
3. 土地利用計画
 
 単位:ha
用   途 埋立面積
ふ頭用地 アイランドシティ地区  55.1
香椎パークポート地区   7.2
港湾関連用地  77.7
産業開発用地  23.0
研究施設用地  64.1
交流施設用地   6.6
住宅用地  73.0
緑地  51.6
その他  48.4
合   計 406.3
 注) 端数処理のため、面積の合計は内訳の計と合わない。
 
4. 工期
 平成6年7月(着工)~平成16年10月(竣功予定)
 
5. これまでの主な経緯
平成元年7月  博多港港湾計画(改訂)に当該埋立計画が位置づけられる。
平成4年11月~
 平成5年5月
 閣議決定の環境影響評価要綱に基づく環境影響評価の実施。
平成5年7月  福岡市長から運輸大臣に公有水面埋立免許の認可申請。
平成5年9月  公有水面埋立法に基づく運輸大臣から環境庁長官への意見照会。
平成6年4月  環境庁長官意見(同日、運輸省が免許の認可)。
平成6年7月  工事着工。
平成7年度~
 平成11年度
 環境調査(事後調査)、事後調査の解析、大気質モデルの検討、博多湾の汚濁機構の解析、水質予測モデルの検討 等。
平成12年1月~
 平成13年4月
 事業者の組織するレビュー検討委員会(第三者機関)の開催。
  平成13年4月27日  事業者がレビューを公表。
 
6. 公有水面埋立法に基づく環境庁長官の意見の概要(平成6年4月)
(1)  本埋立地周辺の海域は、水質汚濁に関わる環境基準を達成しておらず、富栄養化した海域であることから、流域内の下水道の整備及び高度処理の導入を計画的かつ確実に実施することに加え、中・長期的かつ総合的な博多湾水質改善対策を講じること。
(2)  本埋立地周辺の和白干潟とその前面海域は、希少な鳥類を含む多くの渡り鳥が飛来し、また、多様な生物が生息する国際的に重要な湿地となっていることから、鳥類等の生息環境を将来に渡り積極的に保全するための方策を講じること。
  (3)  工事中及び埋立地の利用時における環境監視を組織的・計画的に実施するとともに、工事途中段階で、環境影響評価の予測結果についてのレビューを行うこと。