(参考)

環境会計について
 
   企業等が、持続可能な発展を目指して、社会との良好な関係を保ちつつ環境保全への取組を効率的かつ効果的に推進していくことを目的として、事業活動における環境保全のためのコストとその活動により得られた効果を可能な限り定量的に把握(測定)し、分析し、公表するための仕組み



「環境会計システムの導入のためのガイドライン(2000年版)」について
 
 環境省が、平成12年5月に公表した環境会計に関する総合的なガイドライン。環境会計の全体の枠組み、環境会計の構成要素としての環境保全コストの定義及び分類、環境保全対策に係る効果の考え方、環境会計情報の正しい理解のためのポイント等を総合的にまとめたもの。
 
「環境会計に関する企業実務研究会」について
 
 環境省が主催する研究会で、実際に環境会計に取り組んでいる企業の実務担当者を集めて、事例研究など環境会計の発展に資する研究を行っているもの。平成11年6月に発足し、平成12年3月31日現在の参加企業数は59社となっている。
 尚、平成12年9月に、「環境会計に関する企業実務研究会」の下に業種別に3つのワーキンググループ(電機・電子、流通、食品)を設置し、環境会計に関して掘り下げた議論を行ってきたところである。
 
「環境会計ガイドブック」(平成12年7月公表)について
 
   「環境会計システムの導入のためのガイドライン(2000年版)」、環境会計に関するQ&A、環境会計事例編などをとりまとめて平成12年7月に公表されたガイドブックである。今回公表する「環境会計ガイドブックII」はその続編にあたるものであり、この一年間の内外における環境会計に関する研究成果を集大成したものである。