(別 添)
トキの飼育状況について(お知らせ)

平成13年3月23日 14時
新潟県  環境企画課
 
 佐渡トキ保護センターで飼育している「友友(ヨウヨウ)」「洋洋(ヤンヤン)」の親ペア、「優優」「美美(メイメイ)」の新ペアについて、生殖羽の着色が完成し、本格的な繁殖期に入ったので、この近況をお知らせします。
 
 1 「友友(ヨウヨウ)」「洋洋(ヤンヤン)」の親ペア
 2羽とも巣に入って巣材(小枝等)をいじることが多く、擬交尾も日2〜10回に及ぶなど繁殖活動は順調である。
 1月下旬から始まった生殖羽の着色は、「洋洋」は3月8日に完成。遅かった「友友」も3月21日の水浴後の着色行動で完成した。
 
 2 「優優」「美美(メイメイ)」の新ペア
 3月17日に初めて擬交尾を確認してから、日1〜10回の擬交尾を重ねており、20日からは数回、交尾と思われる行動も見せている。
 最近は、「美美」が巣内で巣材(小枝等)をいじることが多く、「優優」も巣材を「美美」に運ぶ行動が何回も観察されるようになった。
 センターは、「優優」と「美美」のカップリングが成立したと判断。親ペアより早く2月22日に生殖羽の着色が完成しているので、新ペアの繁殖活動が早く進行していると予想している。
 
<参考>
 3 「新新」「愛愛」
 非常に元気で、餌もよく食べ、仲良く活発に動き回っている。
 3月18日の水浴後の着色行動で、「新新」は3割程度、「愛愛」は1割程度の着色が認められるようになり、順調に亜成鳥に成育している。 
 注)昨年の「優優」も3割程度の着色である。
 
 4 「キン」
 保温室で穏やかに過ごしており、食欲は旺盛で、日180gの人工飼料を採餌している。
 
<報道対応>
   佐渡トキ保護センターがトキの繁殖期の対応に入ったので、本日より繁殖が終わるまでの間、報道個別取材はお断りします。
 今後は、産卵、孵化などトキの飼育状況に変化があった場合に、公表文や現地会見 等で状況をお知らせします。
 
新潟県環境企画課
堀井 内線2691