主な騒音低減技術とその問題点

(小型車及び乗用車)
騒 音 低 減 技 術 技 術 的 な 問 題 点
1.エンジン
・シリンダブロックの剛性向上
・ピストンスカート部延長、プロフィールの適正化
・タイミングベルト/ギヤについてベルト材質、歯形形状の適正化
・タイミングベルト/ギヤカバー遮音性能の向上
・クランクシャフトについてベアリングクリアランスの減少
・ヘッドカバー、オイルパン及びシリンダブロックについて近接遮へいカバーの採用及び追加
・オイルパンの防振支持構造の採用
・オイルパンの二重底化
・吸気マニホールドについて剛性向上等
・燃料噴射ポンプの噴射時期、噴射量の電子制御
・燃料噴射ポンプ本体の剛性向上
・定材波防止スぺーサー
 
・大幅な構造の変更
・耐久性の悪化
・  〃
・  〃
・  〃
・冷却・熱性能の悪化、整備性の悪化、スペースの確保等
・整備性の悪化、耐久性の悪化、スペースの確保等
・熱性能の悪化
・耐久性の悪化、スペースの確保等
・燃費及び出力の悪化
・スペースの確保等
・耐熱性、耐久信頼性
2.遮へい
・吸音材付アンダーカバーの採用
・吸音材付サイドカバーの貼付面積の拡大
・エンジン及び変速機へのアンダーカバーの拡大
 
・冷却・熱性能の悪化、整備性の悪化、耐久性の悪化、重量増加、スペースの確保等
3.冷却系
・流体継ぎ手付冷却ファンの特性の改良
・ファン形状変更
 
4.吸気系
・レゾネータの追加
・レゾネータの特性最適化及び容量増加
・吸気ダクトの小径化
・エアクリーナの容量増加
 
・通気抵抗の悪化、スペースの確保等
・        〃
・通気抵抗の悪化等
・スペースの確保等
5.排気系
・消音器の容量増加、追加及び内部構造の最適化
・テールパイプ径の最適化
 
・架装性の悪化、耐久性の悪化、背圧の上昇及び重量増加、スペースの確保等
6.駆動系
・クラッチハウジングの肉厚増加
・プロペラシャフトの制振構造化
 
・スペースの確保等
7.タイヤ
・トレッドパターン及び材質の改良
 
・操縦安定性の悪化、乗り心地、ウェット性能の悪化、耐摩耗の悪化
8.その他
・車両レイアウトの変更
 
・変更規模大