平成9年4月 環境庁大気保全局 |
[1] | 必要以上の暖機運転や、運転者が車から離れている間、荷物の積み降ろしをする間等の不要なアイドリングは、やめましょう。 |
[2] | 運転者の休息中や、人待ち・客待ちのための停車中のアイドリングも、場所や気候等の状況を考えながら、なるべくやめるようにしましょう。 |
(参考)
[1] | 都市地域で深刻になっている窒素酸化物(NOx)の大気汚染は、その原因の約5~7割が自動車によるものです。 |
[2] | 地球温暖化の原因となる二酸化炭素(C02)の排出量のうち、約2割が自動車を中心とする交通(運輸部門)からの排出です。 |
[3] | 市民にとって一番身近で苦情の多い公害は騒音ですが、その中で″嫌いな音″のトップは自動車の騒音です。 |
[1] | 各種データを整理すると、1台の自動車が10分間アイドリングをした時の燃料消費量と二酸化炭素排出量は次のようになります。 |
アイドリング10分間あたり 燃料消費量 |
アイドリング10分間あたり 二酸化炭素排出量 (炭素換算) |
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乗用車(ガソリン車) |
0.14リットル | 90グラム |
小型トラック (2t積ディーゼル車) |
0.08~0.12リットル | 58~87グラム |
中型トラック (4t積ディーゼル車) |
0.13~0.17リットル | 94~120グラム |
大型トラック (10t積ディーゼル車) |
0.22~0.30リットル | 160~220グラム |
[2] | 上のデータから、仮に、東京都内のすべての自動車がアイドリングを毎日10分ずつ短縮 したとすると、 |
・ | 1年間の燃料消費量は約1億9千万リットル(ドラム缶95万本分)節約でき、 |
・ | 1年間の二酸化炭素排出量(炭素換算)は約12万トン(日本全体の排出量の約4万6千人分に 相当)も削減できると推計されます。 |