a) |
各国に対し、サンゴ礁域における統合的沿岸域管理に関するもっとも優れた国家レベルでの実績を代表するとともに、東アジア海地域及び他のICRI地域との協力の観点から、管理に関する専門的知見と実務的な能力養成のためのネットワークの基礎を形成するような実証地域(デモンストレーション地域)を選定するよう要求する。 |
b) |
地域レベルでの資源管理者、住民及びサンゴ礁利用者に対する適当な言語及び形式によるトレーニング及び公共教育材料を用意し、作成する必要性を、緊急の要請事項として認識する。 |
c) |
EAS/RCUに対し、管理や技術的アドバイス及びICRIの目的を達成するための活動の策定や実施の見直しを各国から要請される、資源管理者及び科学者により構成される専門家集団の活動を確立及び支援するため、本地域内の各国とともに作業するよう要求する。 |
d) |
UNEP及びEAS/RCUに対し、南シナ海に関し作成されるGEFの国境横断的分析的かつ戦略的行動計画が、ICRI/EAS地域戦略において識別され、かつ第2回東アジア海地域会合においてさらに詳細にされた管理上の必要及び優先事項を取り入れることとなるよう、COBSEA構成国と協力するよう要求する。 |
e) |
UNEP EAS/RCUに対し、ICRIの目的を推進するために、2カ国以上での共同プロジェクトの確立及び実施を促進するよう、各国と協力することを要求する
。 |
f) |
各国に対し、ICRI「行動の呼びかけ」「行動の枠組み」及び「東アジア海地域戦略」の実施について、ICRIの資金提供者及び国際機関に優先的に推薦できるプロジェクトに関する特別な提案を、UNEP EAS/RCUを通じてICRIへ情報提供するよう要求する。 |
g) |
COBSEAのフォーカルポイントに対し、ICRI第2回東アジア海地域会合の結果を、各国内の国家、地域、地方機関に知らせるようにすることを勧告し、また、 |
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− |
各国の実証地域を選定すること |
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− |
ICRI第2回東アジア海地域会合で発表された各国の優先計画を確認すること |
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− |
実証地域が、統合的沿岸域管理に関するもっとも優れた実績を代表するようになるため、開始し、強化しあるいは続行する必要があるプロジェクト及び計画を識別すること |
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− |
各国内におけるサンゴ礁及び関連する生態系に関する、ICRIの目的を広めるため、統合的沿岸域管理の能力を養成するための拡大されるべきプロジェクトやプログラムを識別することを勧告する。 |
h) |
各国におけるサンゴ礁及びその利用についての状況や傾向を評価するため、各国が地球規模サンゴ礁モニタリングネットワーク(GCRMN)に参加し、この情報を活用するように要請する。 |
i) |
あらゆる国が、サンゴ礁域における統合的沿岸域管理を推進するためのデータや情報に対する緊急的な管理上の必要性を識別し、その必要性を呼びかける行動をとるため、地域社会、資源管理者及び科学者間に国家レベル及び地域レベルでのパートナーシップの構築を確保するよう奨励する。 |