トキの飼育状況について(お知らせ)
平成13年2月28日13時
新潟県 環境企画課
本日、佐渡トキ保護センターで行う記者会見の概要をお知らします。
- 「友友(ヨウヨウ)」「洋洋(ヤンヤン)」の繁殖準備について
2羽とも巣かごの出入りが多くなり、相互羽づくろいや擬交尾が頻繁に認められるようになったので、今年の繁殖も十分期待できる。
- 2月18日擬交尾を初認(この日は7回確認)してから、現在まで1日2~6回の擬交尾を行っている。
- 2月22日水浴後の生殖羽着色行動で、「友友」の着色濃度は5割、「洋洋」の着色濃度は6割になった。
- 1月25日設置した巣台の巣かご(直径60~70cm、深さ20cmの藤ヅル編み)に、2月26日センター職員が巣材となる小枝等を入れた。
- 「優優」「美美(メイメイ)」の繁殖準備について
2月上旬から小枝渡しや嘴のふれ合い行動を盛んに行うようなり、相当親密度を増してきている。
- 2月12日に親ペアと同じ巣かごを設置し、19日にセンター職員が巣材を入れた。
2羽とも巣に出入りするが、特に「優優」の入巣回数が多い。
- 2月17日から「優優」が擬交尾の気配を見せ、「美美」の背に片脚をかけるが、雌にかわされる。
2羽ともに、興奮気味に鳴いたり、飛び回る動作が多くなった。
- 2月22日水浴後の生殖羽着色行動で、生殖羽は完成した。
- 「新新」「愛愛」の飼育状況について
相変わらず兄妹の仲がよい。食欲も旺盛である
昨年の「優優」のような生殖羽の着色は、今のところ認められない。
- 「キン」の飼育状況について
終日、保温室内にいるが、2月23日に一度だけ屋外に出てきた。
食欲は良好で、人工飼料を1日150~180g食べている。