(今回とりまとめた調査結果の概要)
  1. 調査期間
    平成12年3月11日(土)〜平成12年7月1日(土)の112日間
     
  2. 調査項目
    ダイオキシン類
     
  3. 調査地点
    在日米軍厚木海軍飛行場内及び同基地周辺の3個所
    SiteA 米軍基地内住宅地区駐車場
    SiteB 米軍基地内電子技術保守管理事務所
    SiteC 綾瀬工業団地
     
  4. 調査結果
    (1)平成12年3月11日(土)〜4月1日(土)(21日間)
      [民間産業廃棄物焼却施設にバグフィルターが設置される前]
  5. 調査地点名 ダイオキシン類濃度 (pg-TEQ/m3) 環境基準値
    0.6pg-TEQ/m3
    を超えた日数
    最大値 最小値 平均値
    SiteA  6.9  0.044 0.53 2日
    SiteB  0.85  0.10 0.32 2日
    SiteC  1.6  0.10 0.57 9日
     
    (2)平成12年4月1日(土)〜7月1日(土)(91日間)
      [民間産業廃棄物焼却施設にバグフィルターが設置された後]
    調査地点名 ダイオキシン類濃度 (pg-TEQ/m3) 環境基準値
    0.6pg-TEQ/m3
    を超えた日数
    最大値 最小値 平均値
    SiteA  0.65  0.026  0.20 1日
    SiteB  1.5  0.10  0.46 22日
    SiteC  4.0  0.054  0.49 25日
    (注)  環境基準は年間平均値が0.6pg-TEQ/m3以下であること。このため、本調査結果の評価については、年間を通じた結果をもって行う必要がある。
     SiteC(工業団地)については、工業専用地域であるので環境基準そのものは適用されない。
     3月は改造工事中で1炉のみの稼動であるのに対し、4月以降は2炉(5月下旬からは3炉)が稼動できる状況となっており、3月のデータと4月〜6月のデータは単純に比較することはできない。また、3月〜6月のデータは、必ずしも3炉が稼動している場合の数値を反映しているものではない。
     
  6. その他
    (1) 調査については、日米共同にて継続して実施する予定。
    (2) 平成11年夏のモニタリング結果を踏まえ、神奈川県は民間産業廃棄物焼却施設にバグフィルターを設置すべき旨の改善勧告を行い、1,2号炉については3月末までに設置が完了し、3号炉も5月下旬までに設置が完了した。4月以降はバグフィルターの設置されていない焼却炉は稼動していない。