(参 考)
(参 考)
比婆道後帝釈国定公園(広島県地域)の公園計画の変更案の概要
<これまでの経緯>
・昭和38年 7月24日 公園区域・特別地域の指定
・昭和52年 6月 1日 公園計画の変更(吾妻山集団施設地区計画の地割 区分の変更)
・昭和55年 8月11日 公園計画の変更(歩道区間の削除及び追加)
・平成 4年 8月26日 公園計画の変更(歩道区間の削除及び追加)
<公園の概要>
・区域:本公園の区域は,鳥取・島根及び広島の三県に跨り,船通山・三井野原・比婆山・吾妻山・道後山等を主体とする山稜部と,その南約16kmの地点にある帝釈峡の2団地からなる。
・景観の特長:船通山・比婆山及び道後山等を主体とする地域は,緩やかな緩傾斜面を残し,隆起伏準平原の特徴を顕著に示している。
また,帝釈峡地域は,カルスト地形を縦走した渓谷景観が我が国でも特異なものであり,昭和12年3月に名勝に指定されている。
・動植物:特異な動物としては,オオサンショウウオが棲息している。
植物では,船通山の大イチイ,比婆山のブナ純林,熊野神社のスギ大木等があり,特に熊野神社のスギは,広島県の天然記念物に指定されている。また,帝釈峡地域では,石灰岩地帯の渓谷であるためケヤキ,ヨコグラノキ,コクサギ,クロタキカズラ,キビノナワシロイチゴ,ヤマアイ等の樹木からなる特異な林相を示している。
・利用形態:ドライブ,自然探勝,登山の他,スカイランや冬にはスキーにも利用されている
<変更の概要>
公園区域内を通過する中国自然歩道において,落石により通行不能となっている区間があるため,歩道区間の変更を行い公園利用者の安全と利便性を確保しようとするものである。
1.利用計画の変更
公園利用者の安全と利便性を確保するため,歩道区間について所要の変更を行う。
(1)道 路
・変 更 1路線 (歩道1)
<変更の内容>
(1)位 置
広島県比婆郡東城町及び神石郡神石町
(2)区 間
起点 広島県比婆郡東城町(帝釈未渡・国定公園境界)
終点 広島県神石郡神石町(山方・国定公園境界)[2.45km]
<参考>
1.中国自然歩道の概要
(1)目 的
自然公園などの景勝地,史跡,名勝,文化財などの特長ある興味地点を有機的に結び,利用者が自然の中を歩くことにより,自然と文化に親しみ,その地域の理解を深め,健康な心身を育成し,自然保護思想の高揚を図る。
(2)延 長
全 体 1,906km 広島県内 464km 当公園内 30km
2.利用計画
道路(歩道)〔環境庁決定路線〕
3.公園計画決定年月日
平成4年8月26日環境庁告示65号