「グリーン・ライティング」キャンペーン実施要綱


1 目的
 
 近年、屋外照明の適正化等により良好な照明環境を実現することが大気生活環境を保全する上で重要な課題となっている。このため、環境庁では、平成10年3月、良好な照明環境の実現による光害の防止、さらには地球温暖化防止にも資するよう「光害対策ガイドライン」を策定した。
 このキャンペーンは、良好な照明環境についての理解を深め、その実現に向けた取組を促すとともに、屋外照明の改善等を図ることにより、光害を防止し、さらには地球温暖化の防止にも資するものである。
 
2 啓発項目
 
(1)良好な照明環境についての意識と取組
(2)光害対策ガイドラインの普及
 
3 実施時期
  平成11年12月1日(水)から12月10日(金)までの10日間
 
4 主催
 
環境庁
 
5 事業内容
(1)環境庁の取り組み
 [1]光害を防止するための照明器具の設置のあり方など、良好な照明環境の実現のための対策手法を整理したパンフレットを作成する。これを地方自治体等に対して配布し、屋外照明の点検及びその適正化を呼び掛けることを通じて、光害対策ガイドラインの普及啓発を図る。
 [2]記者発表及びインターネット等を通じた各種媒体への情報提供を行い、キャンペーンを広く訴える。
(2)地方自治体の取り組み
 [1]パンフレットの配付や不必要な照明の消灯等の呼び掛けを通じて、良好な照明環境についての理解を深め、その実現に向けた取組の必要性について啓発を行う。
 [2]身の回りの照明の改善等を通してライフスタイルを見直し、地球温暖化の防止に関する啓発を行う。
(3)事業者等の取り組み
 [1]配布するパンフレットを用いて、周辺環境への影響のチェックを行い、即応的な対策を行う。
 [2]照明器具の点灯時間及び照明の明るさ、数量等の検討を行い、不必要な照明の消灯等を行う。