(参考)

気候変動に関する国際連合枠組条約第3回締約国会議の概要

 

平成9年12月11日

     環境庁地球環境部

 

1.会期・場所・参加者

会 期:12月1日(月)〜10日(水)

場 所:国立京都国際会館(京都市左京区)

参加者:締約国155ヶ国1,534人、非締約国6ヶ国29人、オブザーバー278団体3,865人、報道関係者3,712人(国連発表)

 

2.会議の概要

会議は、1日午前の本会議で大木環境庁長官を議長に選出した後、全体委員会(本会議のもとに設置された具体的な検討機関)、交渉グループ(全体委員会のもとに設置された個別課題を検討する委員会)を設置し、討議を開始した。

また、これらの公式会合とは別に、EU諸国、非EU先進国(JUSSCANNZ)、発展途上国(G77+Chaina)、小島嶼国連合(AOSIS)などの地域別の非公式会合が行われた。

8日からは、橋本総理、ゴア副大統領等の参加を得て、閣僚レベル会合が開催され、最終日10日の本会議において、先進国における温室効果ガスの排出削減目標などを定めた「京都議定書」が採択された(実際の採択は、11日午後)。

なお、次回会議は明年11月にアルゼンチンで開催することが決定された。

 

3.会議の成果

今回の会議では、第1回締約国会議の決定(ベルリン・マンデート)以来の懸案であった先進国の温室効果ガスの排出削減目標を定める法的文書が「京都議定書」の形で採択され、今後の地球温暖化防止対策に向けて大きな一歩を踏み出すこととなった。