COP5速報(第2報)
(第2日〜第4日)
平成11年10月29日
環境庁地球環境部
気候変動枠組条約第5回締約国会議(COP5)は、平成11年10月25日に、ボンにおいて開会され、現在、個別事項について実務的な交渉が行われているところ。
(会期:10月25日〜11月5日)
1.第2日(10月26日(現地、以下同じ))
2つの補助機関(科学上及び技術上の助言に関する補助機関会合(SBSTA)及び実施に関する補助機関会合(SBI))の合同会合において、実務的な交渉を開始。
京都メカニズム、共同実施活動(AIJ)、対処能力向上、技術移転について議論し、各々コンタクトグループを設けて詳細な検討を進める方針で一致。
2.第3日(10月27日)
京都メカニズム、遵守、気候変動の悪影響(第4条第8、9項)、対処能力の向上、COP6の開催時期等について議論するためのコントクトグループ等を設置。
COP6の開催時期については、アメリカから「2001年の早い時期」という提案がなされ、加、豪、NZが同調。我が国は、京都議定書早期発効の観点から2000年11月開催が望ましい旨を発言。
COP6の開催時期については、ハイレベルセグメントで最終決着の見通し。
3.第4日(10月28日)
京都メカニズム、遵守、吸収源(シンク)、気候変動の悪影響(第4条第8、9項)、対処能力の向上、ベストプラクティス等について、コントクトグループ等において議論。
京都メカニズムについては、SBSTA前議長の統合ペーパーをもとに、議論が開始されたところ。
4.今後の日程
実務的な交渉と並行して、閣僚級の会合が予定。
11月1日(月): UNEPハイレベル会合
11月2日(火)午後〜4日(木)午前:COP5ハイレベルセグメント