(別紙)

今年度の表彰団体概要


○朝日町:山形県(9,761人 196.73km2)
 朝日町は、山形県の中央部に位置し、磐梯朝日国立公園の主峰、大朝日岳の東部山麓地帯に位置します。中心部を最上川が南北に流れ、国立公園やブナの原生林等をはじめとする山林が豊かな町です。
 アメニティ施策に係る具体的な取組として、エコミュージアムという明確なコンセプトのもとで、住民と行政とが一体となってまちづくりを行っており、特に、朝日町らしい発展の姿勢を打ち出す「エコミュージアム研究機構」などの活動が活発です。また、「空気神社」建立によるユニークな自然環境保全の取り組みもみられます。

○上越市:新潟県(135,000人 249.00km2)
 上越市は、新潟県の南西部に位置します。市のほぼ中央を流れる一級河川関川中流の旧高田市街地の町並みには、今も城下町の面影が色濃く残されています。
 アメニティ施策に係る具体的な取組として、農村地域での定住を促進する「アーバンビレッジ整備事業」、環境保全に資する市民の取組を奨励する「地球環境パスポート事業」などが行われています。また、寺町地区の寺社群の保全のために、地元住民で組織された「寺町まちづくり協議会」の寺院めぐりガイドやまちづくりだよりの作成など積極的な活動もみられます。

○南足柄市:神奈川県(44,000人 76.93km2)
 南足柄市は、神奈川県の西部に位置し、市域の約70%を森林が占める水と緑豊かな町であり、童話の「足柄山の金太郎」のふるさととしても知られています。
 アメニティ施策に係る具体的な取組として、足柄山の金太郎生家跡地の整備などを行う「金太郎の里づくり」事業の個性ある取組、市民と行政が連携したブナの植樹などの水源林保全活動、森林清掃活動のほか、住民団体の自主的積極的な取組として、河川水質検査、廃油石けん普及活動などがみられます。

○高山市:岐阜県(66,139人 139.57km2)
 高山市は、岐阜県北部飛騨地方の中央高山盆地に位置し、東に乗鞍、穂高の北アルプスを眺め、西に白山を望む観光の町「飛騨高山」として有名です。
 アメニティ施策に係る具体的な取組として、「高山市景観町並保存連合会」などの住民と行政が一体となった歴史的街並みの保存と市街地景観保存活動、「高山市快適環境づくり市民会議」による個性ある快適なまちづくり、有料シール制導入によるごみ減量化に向けた取組、小中学生を対象とした「環境チェッカー」による快適環境の保全・創造などがみられます。

○松江市:島根県(147,197人 221.38km2)
 松江市は、島根県東部に位置し、松江城を中心に町並みが形成された、江戸の伝統文化に彩られた城下町です。
 アメニティ施策に係る具体的な取組として、水都松江の資源をうまく生かし、住民の環境問題への意識を高め、高齢者の雇用創出の場ともなっている「堀川遊覧船事業」、市民各界各層からなる「松江まちづくり塾」のまちづくり活動、市内商店街の人口減、高齢化に対応した「お年寄りのためのまちづくり」などの活動が行われています。

○日田市:大分県(63,381人 269.21km2)
 日田市は、大分県の北西部、北部九州のほぼ中央に位置します。市の中心部には、筑後川の上流三隈川が流れ、「水郷ひた」として知られます。
 アメニティ施策に係る具体的な取組として、住民によるまちづくり委員会の「豆田」「隈」両町の歴史的街並みの保存、豊かな「緑」と豊富で清らかな「水」を基調とする「森林田園都市」の実現に向けた住民と行政のパートナーシップによる環境保全活動、市有林を無償貸し付けし、水源森林保全を図る「水の森」事業、全市一斉水路・河川清掃活動などへの住民の幅広い参加などがみられます。