2005年日本国際博覧会(通称:愛知万博)について


1.愛知万博の概要

○ 開 催 場 所 愛知県瀬戸市南東部地区及びその周辺地
○ 開 催 時 期 2005年(平成17年)3月25日〜9月25日
○ 会 場 規 模 約540ha(海上地区)、約200ha(愛知青少年公園地区)、約15ha(科学技術交流センター地区)
○ 想定入場者数 約2500万人
○ テ ー マ    「新しい地球創造:自然の叡智」

2.会場の概要

会場候補地は、現在、以下の3ゾーンの使用案で計画中。今回の評価書において海上地区のみの準備書案と比較し、環境負荷の低減効果を検証。
・海上地区(約540ha): 低密度な主要施設及び民間出展展示施設並びにその周辺の森林体感地区などを整備
・愛知青少年公園地区(約200ha): 外国政府出展施設を中心に整備
・科学技術交流センター地区(約15ha): 管理施設を中心に整備
海上地区の用地の造成は、愛知県が実施する新住宅市街地開発事業(10月15日環境庁長官意見提出済み)の用地を活用。また、アクセス交通についても名古屋瀬戸道路等の関連事業により対応する計画。
愛知青少年公園地区については、既存の公園を会場敷地として利用。
科学技術交流センター地区については、愛知県により科学技術交流センターの整備が予定されている施設予定地(造成済)を利用。


3.環境影響評価に係る主な経緯

 本事業については、平成10年3月27日付通商産業大臣官房商務流通審議官通達により示された「2005年日本国際博覧会環境影響評価要領」に基づき、環境影響評価書に対して、通商産業大臣より環境の保全の見地からの環境庁長官の意見を求められるもの。

○ 平成7年12月19日 愛知県における国際博覧会開催申請について閣議了解
-自然環境の保全への配慮、環境アセスの適切な実施等を確認
○ 平成9年6月12日 BIE(博覧会国際事務局)総会において、2005年国際博覧会の愛知開催を決定
○ 平成9年10月23日 実施主体である博覧会協会(財団法人)の設立
○ 平成10年3月27日 通商産業省が環境影響評価要領を博覧会協会へ通達
-アセス法と同様の手続・内容とすること、関連事業(新住事業等)と連携したアセスとすること等を指示
○ 平成10年4月17日 博覧会協会が環境アセスの手続を開始
-実施計画書の公告・縦覧、意見書の受付
○ 平成11年2月24日 準備書の公告・縦覧を開始
-説明会の開催、意見書の受付(4月6日まで)
○ 平成11年4月20日 博覧会協会より、準備書に寄せられた意見概要とそれに対する見解を愛知県知事等へ送付
○ 平成11年6月10日 準備書に対する愛知県知事意見の提出
○ 平成11年10月25日 博覧会協会が通商産業大臣に環境影響評価書を提出
通商産業大臣が環境庁長官に評価書に対する意見を照会