(参 考)
日高港内公有水面埋立事業
1.事業位置:和歌山県御坊市塩屋町南塩屋、名田町野島の地先公有水面
- 2.目 的
- 本事業計画は、関西電力株式会社が将来の電力需要に対応するため、日高港内におい
て既設の御坊発電所(60万kW×3;180万kW)の南側公有水面を埋め立て、御坊第二発電所
(110万kW×4;440万kW)を設置するものである。
- 3.事 業 者
- 関西電力株式会社
代表者:取締役社長 秋山 喜久
4.埋立面積:110ha(既設の御坊発電所の埋立面積は約35ha)
5.土地利用計画
用 途 |
面 積 (ha) |
備 考 |
[1] 発電施設用地 |
29 |
タービン建屋、ボイラー、排煙処理装置、煙突、灰処理施設、中央
制御室等 |
[2] 付属設備用地 |
13 |
総合排水処理装置、海水淡水化装置、淡水タンク、純水タンク、取
放水設備、開閉所、資材倉庫等 |
[3] 燃料設備用地 |
20 |
オリマルジョンタンク、重油タンク、燃料輸送配管等 |
[4] 道 路 |
13 |
− |
[5] 緑 地 |
25 |
− |
[6] 護 岸 |
10 |
− |
合 計 |
110 |
− |
6.工 期:約4年6ヶ月(埋立工事分のみ)
- 7.発電所の概要
- 発電方式:汽力
最大出力:440万kW(110万kW×4)
燃 料:オリマルジョン及び重油
運転開始:1・2号機 平成19年11月、3号機 平成26年度、4号機 平成27年度
- 8.これまでの主な手続きの経緯
- 平成9年7月30日 第135回電源開発調整審議会において平成9年度電源開発基本計画に組み入れ決定
平成10年2月16日 閣議要綱に基づく環境影響評価準備書を縦覧(〜3月15日)
7月29日 閣議要綱に基づく環境影響評価書を縦覧(〜8月28日)
10月6日 公有水面埋立免許の出願
平成11年3月15日 公有水面埋立免許の認可申請
7月9日 運輸大臣より公有水面埋立法に基づき環境庁長官へ意見照会
- 9.その他(関係法令)
-
- 埋立てを行おうとする者は、都道府県知事(港湾区域内は港湾管理者の長)の免許(国が行う場合は承認)を受けることとなっている。
【公有水面埋立法 第2条、第42条】
- 埋立区域の面積が50haを超える埋立て及び重要な港湾における埋立て等の免許(承認)を行う場合は、主務大臣(港湾区域内は運輸大臣、その他は建設大臣)の認可を受けることとなっている。
【公有水面埋立法 第47条】
- 埋立区域の面積が50haを超える埋立て及び環境保全上特別の配慮を要する埋立てについては、主務大臣が認可を行う場合に環境庁長官の意見を求めることとなっている。
【公有水面埋立法 第47条第2項、同法施行令第32条ノ2】