(1)NDSC運営委員会開催日程
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日 時 |
議 題 |
場 所 |
平成11年10月11日 |
参加登録 |
札幌エクセルホテル東急 |
平成11年10月12日
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運営委員会
・主催者挨拶及び懸案事項再確認
・データホストに関する活動報告
・主要観測拠点活動報告
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札幌エクセルホテル東急
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平成11年10月13日
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・観測拠点/観測手法に関する報告
・新規加入機関に関する検討・ワーキンググループ活動報告 |
札幌エクセルホテル東急
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平成11年10月14日
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・新規提案事項に関する検討
・人事案件及び次回運営委員会に関する検討 |
札幌エクセルホテル東急
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平成11年10月15日
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陸別成層圏総合観測室現地視察
・陸別成層圏総合観測室観測状況視察
・成層圏観測に係る意見交換
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陸別成層圏総合観測室
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(2)主要参加者及び参加人数(平成11年9月30日現在)
・海外参加者
米国航空宇宙局、世界気象機関及び米国海洋大気庁など28機関、32名が参加予定
・国内参加者
国立環境研究所、気象庁気象研究所及び名古屋大学太陽地球環境研究所など11機関、16名が参加予定
総計 39機関 48名
NDSC(成層圏変化検出のためのネットワーク)について
1.はじめに
モントリオール議定書を始めとした国際的な取り組みの推進により、成層圏オゾンの破壊に寄与する化学物質の大気中濃度は今後継続して減少していくことが予想される。しかし、地球温暖化による気候変動やそれに伴う大気循環の変化、火山噴火の規模や頻度など、オゾン層破壊に影響を及ぼす要因は時間とともに変化するため、オゾン層の回復が予想通りに進むか否かについては、長期にわたるオゾン層の観測によって監視を続けて行く必要がある。NDSC(Network for the Detection of Stratospheric Change)は、このような国際的共通認識のもとUNEP(国連環境計画)及びWMO(世界気象機関)の支援を受けて設立された国際モニタリングネットワーク組織である。同組織は1986年の設立以降今日までその規模を拡大しながら定常的に活動を継続してきており、成層圏大気組成の観測精度の向上、トレンドの検出等に国際的に大きな役割を果たしている。
2.概 要
NDSCの目的は、質の高い地上ベースの遠隔計測装置による長期観測によって、
[1]成層圏の微量物質やパラメータを測定し、成層圏変化の早期検出とその変化の原因を明らかにすること、
[2]衛星センサーの独立した較正を可能にすること、
[3]成層圏の数値モデルのテストと改良に必要なデータを得ること、
である。ネットワーク参加機関により取得された観測データはNDSCデータホストに集積・公開され、上記の目的に即した研究等に利用されている。
3.組 織
NDSCは、国際オゾン委員会、UNEP及びWMOによってエンドースされ、米国NASAを始め多くの機関によって支援されているが、運営は研究者を中心とした運営委員会によって行われている。同委員会は1年に1回開かれており、これまでにNDSCの骨格を完成させたといえる。
4.今後の展開
成層圏オゾン及び関連微量物質の地上からの総合的観測の分野において、NDSCは国際的に確固たる地位を築き上げてきた。今回の運営委員会の日本開催を契機として、ネットワークのアジア地域における展開が推進され、より全球的な規模のネットワークの構築が図られていくものと予想される。また、国内の当該観測研究に対する国際的な理解が深まることにより、日本に求められる国際的貢献もより高度なものになると思われる。