(1)
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京都メカニズムについては議論のベースとなっている議長作成の「各国提案統合ペーパー」の一通りの検討が終了し、今後のスケジュール、個別の技術的課題についての検討が開始され、当初の目標に沿った順調な進展が見られている他、遵守問題についても、議定書の義務の不遵守に対する措置に関する制度のあり方についての意見交換の末、COP5の決定案が議長から提出されるなど、議論の進展が見られた。
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(2)
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一方、途上国問題関連については「先進国の義務の十分性の見直し(条約第4条2項(a),(b))」が、途上国参加に関する議論へつながることを懸念する途上国側の反対により、議題として未だ採択されず、議論が開始されていない他、「小島嶼国、産油国等への対策の実施(条約第4条8、9項の履行)」についても補償等を求める産油国の強硬な主張が議論の円滑な進展を阻害している状況にある。その他、いくつかの議題を除き、多くの議題は結論を第二週目に持ち越すこととなっている。<
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(3)
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第二週目には、引き続き開催される事務レベルの協議と並行して、2日午後から4日午前にかけて閣僚級会合が開催されることとなっている。
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