(仮訳)
協議内容及び今後の取組
環境保護に関する日米合同企画調整委員会
ワシントン、2000年3月2−3日


1.ダイオキシン・ワークショップ
 日米両国は、UNEPが主催し6月12日の週に韓国において開催されるダイオキシン・地域ワークショップに共催者として参加することに合意した。

2.水銀問題に関するワークショップ
 日米両国は、メチル水銀の人間の健康への影響に関する科学ワークショップを共同で開催することに合意した。このため、環境庁は、今春、関係者をワシントンに派遣し、ワークショップの開催に向けた手続きについて協議を行う。

3.環境ホルモン
 日米両国は、環境ホルモンに関する研究における協力を継続することに合意した。1)日本は、化学分析および生物試験に関するワークショップを2001年3月に開催することを表明し、米国に対して共催者としての参加を要請した、2)日米両国は、共通の化学物質に関する研究及びスクリーニング手法に関するデータの共有(この取り組みは、おそらくスクリーニングの標準化に関する次回のOECD会合と関連して具体化されるであろう)の実現に向けた検討を行う、3)両国は、ハイスループットスクリーン(HTPS)に関する定期的な情報交換を行う、4)日米両国は、会議及び研究に関する日常的な情報交換のネットワークを構築するための連絡先リストを取り交わし、5)2001年3月のワークショップの共同開催をする可能性を含め、これらの項目については、国立環境研究所の研究者が来月訪米する際に、更に協議する。

4.PRTR
 日米両国は、2000年4月に計画されている環境庁の専門家の米国訪問を通じて、今後もPRTRに関する協力を継続する。

5.汚染物質の越境移動
 日米両国は、汚染物質の越境移動に関する科学的なアプローチにおける協力を継続することに合意した。両国は、2000年7月にシアトルで開催することが検討されている大気汚染物質の太平洋越境移動に関する第一回国際ワークショップに、参加することを計画している。

6.環境設計
 環境庁は、今後米国側より提供される追加情報に基づき、2000年6月に東京で開催される環境配慮設計・コンピュータ・ディスプレイ・プロジェクト・ワークショップに参加するかもしれない。

7.途上国に対する協力
 日米両国は、途上国に対する協力をより効果的に行うために、両国のこれらの活動に関する情報を共有することに合意した。
以上